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ガチ中華には、ガチな中国酒文化をそろそろ日本も知ってもいいかもしれない
中国のお酒と言うと紹興酒のイメージが強いのですが、多くの人が飲んでいるお酒が白酒となります。コーリャンなど穀物で作った蒸留酒で、強い度数と、フルーティーな香りが特徴のお酒。伝統的なお酒ですが、その分イメージが固く、宴会や接待のお酒。おじさんが飲むお酒・・・・と、以前の日本酒のようなイメージが白酒にはありました。
■ その白酒に新しい旋風をおこした「江小白」。
ちょっと古臭いイメージのある白酒に起こったのが「江小白」旋風。
デザインを若者向けに変え、メディアとリアルとSNSをミックスしたキャンペーンを展開し、白酒文化をあっという間に若者に浸透させました。
若者は、白酒を飲まないわけではなく、今までの白酒のイメージと、スタイルが彼らのライフスタイルに合致しなかっただけで、そこを大きく変える事により若者への浸透に成功。白酒に新しい流れを作ったお酒。それが江小白なのです。
■ そして、その江小白の味は?
白酒は、フルーティーな独特の香りが特徴となりますが、江小白は甘みとフルーツの香りが爽やかで、くせのないまろやかさが特徴のお酒。日本の焼酎に白酒独特の香りなどがプラスされた味でかなり飲みやすい白酒です。
瓶もメインが小瓶で、少人数の仲間で盛り上がる時などにも最適なサイズ。
価格も、低価格に抑えられ気軽に飲めるお酒なのです。
■ 割って楽しむスタイルが出来る白酒
白酒は小さなグラスでくいっと飲むお酒で、基本割ったりしません。また、香りが強いため、あまり割って飲むのには適さないお酒でした。しかし、江小白は非常に飲みやすい事が特徴なので、ソーダ割などにもぴったり。また、クセが少ないのでサワー系などとも相性が良い酒です。
中華料理店など、サワーを出すときに日本の焼酎じゃなくて、白酒で割ったほうがいいのにと思いますので、お店の方はぜひ実験して欲しいですね。ガチ中華はガチ中国酒で楽しむ!
新しい中国のお酒の流れ感じてくださいませ。
※掲載情報は 2022/09/09 時点のものとなります。
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キュレーター情報
羊齧協会主席(ラムバサダー)
菊池一弘
株式会社場創総合研究所 代表取締役/一般社団法人来来県代表理事/羊齧協会主席/オージーラムPR大使(ラムバサダー)/麻辣連盟(四川料理の消費者団体)幹事長 /華縁会(台湾華僑と日本人の交流団体)副会長。1978年生岩手県釜石市まれ。北京外国語大学卒業。著書に「東京ラムストーリー(実業之日本社)」「かんたん家庭で作るおいしい羊肉料理(講談社)」がある。
「とっかかりの場の提供」をコンセプトに交流会の開催、イベントの運営、場作りのプロとしてイベントや団体のアドバイザー業務を行う。
内閣府高齢者フォーラム/三菱総合研究所プラチナ社会研究所/大槌町コミュニティー再生会議/シブヤ大学/大正大学などで講師を務める。
「場創コミュニティ理論」「消費者主導の業界盛り上げ理論」「コミュニティ編集論」など、 独自の理論展開でイベント、コミュニティを利用したマーケティング、地方と首都圏の新しいつながりの創生など様々な形での「場」の設計・運営やそれらに纏わるコンサルティングサービスを提供。
本気の素人はプロを圧倒するをコンセプトに消費者に業界へ好意的第三者として意見を届ける団体をたくさん作るのがライフワーク。