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秋の実りに感謝!「十五夜」に供える里芋を和菓子で味わう
涼やかな風が心地よい秋の夜長。
1年で最も美しいとされる「中秋の名月」は、その名の通り “秋の真ん中に出る月” のこと。旧暦8月15日にあたり、「十五夜」ともいわれます。今年の「十五夜」は、10月1日です!
茶道をやっていると様々な和菓子をいただきますが、この時期になるといつも味わいたくなるのが、こちら『たねや』の季節の上生菓子。「里だより」と銘がつけられています。
練り切りの上生菓子なのですが、このなんとも素朴な風情に心惹かれます。コロンとした “そのまんま里芋!” という表情がとっても愛らしくて、上生菓子の中でも大好きな意匠です。中には、しっとりとしたこしあんが入って、甘みもとてもやさしく、老舗『たねや』さんの品の良いお味が堪能できます。
「十五夜」は、別名「芋名月」とも言われ、古くから、美しい満月を愛でるとともに、秋の実りに感謝し収穫を祝って、採れたばかりの里芋やさつま芋を供える風習がありました。
お供えしたあとの里芋は、皮ごと蒸しあげてつるんと皮をむいた “きぬかつぎ” にして味わいました。
ススキの揺れる野原と、遠くの山々、夜空に浮かぶ満月…そんな日本の里山の秋に思いを馳せて頂く和菓子「里だより」。月見のお団子も良いですが、ちょっとおめかしした上生菓子でほっこりお茶の時間もおすすめ!おもてなしにもきっと喜ばれますよ。
こちらの上生菓子「里だより」は9月~10月初め頃まで販売中です。
また、『たねや』さんでは、里芋を模した月見団子「きぬかつぎ」が、9月29日~10月1日、十五夜までの3日間限定で販売されます。十五夜当日は、限定の月見団子に舌鼓もいいですね!
※掲載情報は 2020/09/17 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フリーアナウンサー、ごはんソムリエ
天谷ゆか
福井県生まれ。福井放送(株)元アナウンサー。現在はフリーアナウンサー、ナレーターとして活動中。
着物の楽しさと、オーガニックコットンの心地よさや大切さを伝えるため、オーガニックコットンの木綿着物ブランド「るるん」立ち上げ、デザイン、プロデュースを手掛ける。
「食」への関心も高く、NPO法人 青果物健康推進協会所属の「ベジフルティーチャー」として、食生活の向上や食育、農業支援の活動にも積極的に参加。さらに、「ごはんソムリエ」の資格を取得。ごはんを中心とした和食の良さを伝えている。
趣味は、茶道、書道(四段)、ごはんの食べくらべ、日本酒、断捨離。