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湯布院 ジャズとようかん
【定番】ジャズ羊羹 classic
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羊羹はお好きですか?
代表的な和菓子のひとつですが、あまり食べる機会がない方も多いのかな…
でも、コレなら食べてみてもよいのでは?おもてなしにも喜ばれそうです。
紹介するに先立って、まずは羊羹の歴史から。
羊羹は鎌倉時代頃に中国から伝えられたとされています。その名の通り、羊羹の羊はひつじ、羹はあつもの、つまり本来は羊肉のスープだったのです。
羊羹を日本に伝え帰ったのは禅僧だったため、肉の代わりに小豆類に小麦粉や葛粉を加えて煮込みトロミを付けた精進スープとなったのです。
後に、砂糖を加えて蒸し羊羹となり、続いて練り羊羹が作られ、甘い菓子になったのです。
江戸時代には、砂糖の入った羊羹は庶民にとっては高級品でした。奮発して一竿買った時には、薄~く切っては、少しずつ何回にも分けて大事に長~く味わったのです。
客が来れば、鼻高で茶菓子とし無理をして分厚く切って、どうぞどうぞと気前よく出すのですが、内心は食べてくれるな、できれば使いまわそうと算段しているのです。しかし、出された客もついつい美味しそう!と思わず食べてしまったりすると、気の回らない客に腹を立てる始末。
「羊羹を素直に食って睨まれる」という川柳も残っています。食べ物の恨みは怖い⁉ですね。
今では、好きなだけ羊羹を食べられるのですから、ありがたいことです。
昔の話はこのぐらいにして…
今回紹介する羊羹は、ちょっと素敵です。
スリムでスタイリッシュな羊羹。赤ワインに漬けたイチジクがたくさん入っています。
一竿ごとテーブルに出すと、盛り上がります!!
表面はピアノの鍵盤模様です。切って出すと、思わず楽しい!お洒落!と思われるでしょう。
一竿ごとテーブルに運び、目の前で切り分けるのも一案です。皆と盛り上がりそうです。
この姿の通り“音楽のある風景”を届けたいというコンセプトで作られています。
その名は「ジャズ羊羹classic」です。お気に入りの音楽を聴きながら、味わうのにピッタリです。
食べやすく切って盛り付けると、ジャズのスイングメロディーが聞こえてきそうです。
ハーブをあしらって、ブラックコーヒーと合わせると大人のスイーツに!
黒糖で甘味を付けた餡の中には、赤ワインに漬けこんだドライいちじくが入っています。
滑らかな餡の食感にいちじくの種のプチプチ感が心地よいです。フルーツの酸味が餡の甘味を軽やかに感じさせてくれます。
煎茶と合わせる定番の組み合わせは安定のオイシさです。
「ジャズ羊羹classic」は日本茶よりむしろ、香り高いブラックコーヒーや赤ワインと合わせたい大人の味です。
飲物との組み合わせが即興のメロディーのようで面白い羊羹。ジャズのメロディーのように即興で、ほうじ茶、ハーブティー、ビールと、色々な組み合わせを楽しんでみては。
お気に入りの音楽を聴きながら赤ワインと合わせて、リッチな時間を…
同じシリーズに季節限定の「ginger(生姜)」 と「chocolat(ショコラ)」もあります。
「ginger」は、和三盆と蜂蜜を加えた白あんに生姜味を加えたもの、「chocolat」は白あんとチョコレートを合わせ、いちじく、チェリー、レーズンを加えています。
大分県の由布院のお店からネットお取り寄せできます。
※掲載情報は 2020/03/26 時点のものとなります。
ライフスタイルデザイナー
長尾典子
日本伝統の知恵と美を取り入れた現代の食と暮らし方”Nippon Stylish Life”を提唱。
西宮市内のサロンと各地で、テーブルコーディネート・料理・英語・食文化をテーマに幅広く活動中。
季節開催「Japan Cool Seminar in Tokyo」では伝統美味食をテーマに、レストラン・料亭を会場に、その日だけのオリジナル料理を味わい学ぶ講座。
旅館・ホテルの食空間提案、英語による和食文化、テーブルコーディネートセミナー、オリジナル食器デザイン販売も手掛ける。
著書『12か月のLifestyle Book 食卓からしあわせは始まる』エピック
『和食の力に魅せられて 伝統美味食の世界』エピック
食卓文化研究家、食空間コーディネート資格認定講師、卓育インストラクター、カラーコーディネーター、英語講師。
食空間コーディネート協会理事
京都文教短期大学、大阪夕陽丘短期大学非常勤講師。
奈良女子大大学院生活環境修士。現在、現在、龍谷大学博士後期課程。
mail:nagao@a-de-v.com