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一流店の特別なケーキを贈る自信
有楽町にあるフランス料理店『アピシウス』。古代ローマ時代の古代ローマ時代の令名高き食通であり、世界最古の料理書と言われる「料理大全」を著したり、フォアグラを世に広めたりとフランス料理界に大きな功績を残したMarcus Gavius Apiciusの名が店名の由来です。そんな名店が、昨年35周年を記念して、特別な紅茶を作りました。
お店のクラシックで重厚感のあるイメージを大切に、旨味、色、香りにもこだわって作られたフレーバーティー。調香師を交えて、オーガニックアッサムをベースに、バラの花びら、林檎、ビターオレンジ、ワイン、カカオなどの香りを付けています。
そして今年、この紅茶を使った特別ケーキが作られました。1日8個限定の特別な紅茶を使ったパウンドケーキです。ケーキの生地にも紅茶、バラの花びら、りんご、ワイン、オレンジピールを入れ、表面にはカルバドス(アップルブランデー)、カカオニブがクランブルのようにトッピングされています。甘さ控え目で味と香りにごまかしがなく、自然で高級な美味しさを感じることができます。
初めて食べた時、深みのある味わいの後に華やかな香りが複雑に広がるのには驚きました。思わず脳裏でそのエレガントで複雑な味が何なのかを追いかけてしまうほどでした。単純ではない複雑でエレガントな余韻を“味わい”で表現するなんて本当に素晴らしいですし、様々な香りの食材がケーキの中で上手くバランスをとっているのはさすが調香師さんのお仕事です。またトッピングになっているカカオニブの食感が楽しく、カカオのほろ苦い大人の味わいは男性や日頃甘いものをあまり食べない方にも気に入って頂けるでしょう。
購入して間もない頃はカカオニブの食感がザクザクとした感じですが、冷蔵庫で保存しておくと食感がチョコチップのように馴染んできて、味と食感の変化が楽しめます。冷えている状態だと食感、香り、味わいが多少締まった感じなので、常温に戻して頂くのがおすすめです。奥深い味わいなのに重くなく甘さ控え目であっさりとしているので、つい次のひと切れに手が伸びてしまいます。高級感のある木箱に収められていますので、ご贈答にも間違いのない逸品です。
店内は赤を基調とした重厚感のあり、有名な画家シャガールの本物絵画や彫刻などが飾られ、柔らかな曲線を描くアールヌーボー調のしつらえはまるで美術館のようです。また約500種・3万本を誇るワインがセラーに納められており、美食と芸術に満ち溢れた一時を楽しむことができます。記念日などに訪れたいレストランです。
※掲載情報は 2019/03/28 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理研究家
売間良子
外資系企業の役員秘書として従事。結婚後、インターナショナルスクールに通う5人の子供たちの子育てが落ち着いたのを機に、麻布で料理教室「グルメ クッキング ファクトリー」をスタート。家庭で簡単にレストランの味を目指す「おもてなし料理」と「健康&美肌クッキング」教室が好評。又、インターナショナルな環境で経験してきた外国人のホームパーティ、おもてなし術も伝授。料理教室での試食はワインとお奨めチーズと共に。友人宅のようにリラックスして楽しんで頂くことが心情。
(取得資格)
全国料理教会認定准教師資格
全国料理技術検定・上級
NPO日本食育インストラクター
ラフォンテ・イタリア料理研究家養成コース修了
Wiltonコース修了
CEYJapanケーキポップス・ディプロマ取得
食品衛生責任者