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フルーツケーキの概念を覆される「ケークアングレ」
こんにちは。料理家/食アートコーディネーターの中村まりこです。
今回ご紹介いたしますのは“オーボンヴュータン”のフルーツケーキ「ケークアングレ」です。
こちらフランスの伝統菓子店オーボンヴュータンは知る人ぞ知る名店ですが
オーナーである河田勝彦さんは、9年間のフランスでの修行を終え、オーボンヴュータンをオープンされました。今も多大な影響を与え続けている方です。
店内に入ると、銘菓達をゆっくり選んでいただけるよう見やすいコの字のレイアウトになっていて、店内だけでなく、光り輝くショーケース内に並んだお菓子達は、ジュエリーや美術品のように大切に並べられておりお菓子自体にフランスの魂が宿っているかのように感じられます。
入ってまず目に入ってくるのは、ペイストリー生地で焼かれたヴィエノワズリーという菓子パンです。
焼き菓子や手土産ギフト用のアイテム、ショコラ、正面にはパティスリー、グラス、グラッセと並んでいて、オーボンヴュータンは今ではあまり置いてあるお店も数少ないお菓子も買う事ができます。まるで、フランス菓子の博物館のようです。
奥はイートインスペースになっており、買ってすぐにその場で食べる事もできます。
目移りしてしまう数あるお菓子の中でも、毎回必ず購入するのが「ケーク アングレ」。
このケーキは甘さ控えめで、ラムでしっかり漬け込まれたフルーツがたっぷり入ったパウンドケーキ。
入っているフルーツは、レーズン、オレンジ、レモン、プラム、チェリー、パイナップル、あんず、それぞれが一つ一つしっかりとした存在感を放っていて、しっとりとしたケーキ生地とのバランスが絶妙。
日が経つごとに生地がしっとり馴染んできてさらに美味しくなるので、1日目2日目3日目と楽しんでいただくのが私は好きです。
コーヒーや紅茶はもちろん、ラムやウイスキーと一緒でも美味しいので、その時の気分に合わせて召し上がる楽しみ方もあります。
フルーツのパウンドケーキは、この「ケーク アングル」食べるまでは、私の中そこまで上位に位置していませんでしたが、「ケーク アングル」は別物です。
そしてオーボンヴュータンのお菓子が包まれる包装紙。
手作業で綺麗に包まれてリボンがぴしっとタイトに結ばれたこの包装紙が個人的には大好きです。
お土産にも必ず喜ばれるのはもちろんですが、自分へのご褒美として一度ご賞味いただきたいです。
※掲載情報は 2018/10/21 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家・食アートコーディネーター
中村まりこ
SHOKUart代表
料理家
東京出身。
ELLE grumet フードクリエイター部、料理教室 鎌倉legame cooking 主宰、フードスタイリング、レシピ開発、イベント講師、食に関する記事の執筆、を中心に活動。
食に造詣の深い父とウクライナ人の母から2つの食文化を習得。世界23ヵ国で生活した高校3年間を原点に、料理の道へ。
和食材も自由に取り入れた料理ジャンルからでなく素材からボーダレスな料理を経験上を軸に独創的な組み合わせで「empirical&unleash」を表現する「SHOKUart」設立。
外国の方にむけて「私達の日常の和食を伝えたい。」思いから、日本家庭料理の料理教室 "Authentic Japanese Cooking Class" も主宰。
外国人向けのWedマガジンサイトへのレシピ提供も手掛ける。