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失敗は成功のもと。幻の美味しいプリンが出来上がった理由
ふと、可愛さから立ち止まって購入したプリン。食べてみたところ“これは是非「ippin」で紹介したいなあ”と思いつつ、もくもくと完食。さて、いざ紹介しようと思ったところ……このプリン、実は総選挙で一躍有名になった某アイドルグループをプロデュースした方が「世界一美味しいプリン!」と大絶賛したものだったのだ。手土産にしたところ「美味しかった!」とお電話をいただくほどだったのに、改めて納得。そんな逸話を持ったプリン。それだけではなく、3通りの楽しみ方もあるため、それも含めて今回はご紹介したい。
もともとはこのプリン、失敗から生まれたものなのだ。固めに焼こうとしたところ、温度を間違えてしまったために、トロトロの柔らかいプリンに仕上がったという。しかし、このトロトロが他にないほどの上質な口上がりのプリンに。容器を傾けると、次の写真のようになる。これでなめらかさをお分かりいただけるだろうか。
牛乳と生クリームは、北海道産を。卵は、那須御養卵(なすごようらん)を使用。この卵は甘みが強く艶があり、味が濃いのが特徴。また、卵特有の生臭みもなく、スイーツには最適ではないだろうか。このように、原材料にも妥協しないこだわり。
蓋をあけると、その生クリームの美しい形が姿を見せる。まずは、この生クリームとプリンを合わせて。
次に、那須御養卵の濃厚でコクのあるプリンを堪能。美味しさのあまり、途中から写真を撮るのも忘れて一気に食べてしまった。肝心の3通りの楽しみ方をご紹介できない。
そこで、最後は、容器の下にあるカラメルソースとプリンを絡めて。夕食後のデザートに、再びプリンを。バニラビーンズも姿を見せて、あますところなく「にしかまプリン」を堪能。
ここだけの秘密だが、毎月20日は「にしかまプリン」の日。そのため、通常価格より、この日だけは価格を下げて販売。この日だけは1人20個の限定販売だが、あまり知られていない。
この日を狙って、西鎌倉に遊びにいくのもおすすめ。
いろいろな逸話を持っている「にしかまプリン」。
会話が盛り上がること、間違いなし。
是非、プリン通なら、一度は食してみて。
※掲載情報は 2018/08/15 時点のものとなります。
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キュレーター情報
発酵料理研究家/観光連盟アドバイザー
高橋香葉
「日本人の体を健康できれいにするには、日本伝統文化の発酵食が一番良い」として発酵料理の研究に取り組む。テレビ、雑誌、書籍などを通じて、発酵食品の良さを伝える普及活動を行っている。
日本で初めて、米麹と醤油をあわせた新調味料「しょうゆ麹(醤油麹)」の作り方とレシピを公開し、発酵業界に新しい風を入れた。その活動は、フードアクションニッポンアワード販促部門を受賞。その後、読売新聞にて「オンリーワン」として掲載された。
現在は、日本全国を回り、全国の発酵食品だけでなく温泉巡りをし、日本の伝統文化を勉強している。
自治体の観光連盟アドバイザー、特産品開発審査委員などを歴任。市場調査から、販売戦略、プロモーションなどのマーケティング講師も行っている。フードアナリスト協会「食のなでしこ2016」。
主要著書:
◎「しょうゆ麹と塩麹で作る毎日の食卓」(宝島社)
◎リンネル特別編集「しょうゆ麹で作る毎日のごちそう」(宝島社)
◎「知識ゼロからの塩麹・しょうゆ麹入門」(幻冬舎)
◎おとなのねこまんま555(アース・スターブックス)等