神社の境内にある名店ラ・ローズ・ジャポネ!「オペラ」が芸術的

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世界に知られたお菓子の大きな大会といえば、2年に一度フランスのリヨンで行われる「クープ・デュ・モンド・ド・ラ・パティスリー」(直訳すると製菓のW杯です)があります。20ヵ国以上のチームが競うその大会では、チョコレート細工や飴細工、氷彫刻などを2日にわたって仕上げるのですが、会場は各国の応援や熱気も加わり、大盛り上がり。次回は、来年1月に開催されます。

神社の境内にある名店ラ・ローズ・ジャポネ!「オペラ」が芸術的

その「クープ・デュ・モンド・ラ・パティスリー」に日本チームを率いる団長として活躍するのが、この3月に自身のお店『パティスリー ラ・ローズ・ジャポネ』を移転した五十嵐宏シェフ。移転先は、葛飾区亀有の亀有香取神社の境内という、ちょっとユニークな立地。この神社の宮司さんが五十嵐シェフのお菓子のファンで、お話をいただいたとのこと。今後、神社のお祭り時などで、『パティスリー ラ・ローズ・ジャポネ』の店内がお客さんでごった返す景色が目に浮かびます。

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さて、そんな五十嵐シェフの一押しは、このオペラ。高さが3cmという食べやすい薄さがシェフのこだわり。この薄さの中に、真のオペラの風味、食感、余韻を閉じ込めるのは、なかなか難しい。でも、このオペラはさすがです。極限まで薄く焼き上げた生地、そこにまとわるように伸ばしたこれまた薄いけれど均一なモカクリーム。そして、生地がくずれないギリギリの量のシロップは、食べたとき、口の中にジワーっと広がり、その余韻こそが、オペラの醍醐味だと改めて感じる一品です。お店は、環状七号線沿い。すぐ見つかります。ぜひ訪れてみてください。

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オペラ

パティスリー ラ・ローズ・ジャポネ 住所:東京都葛飾区亀有3-42-24

※掲載情報は 2018/03/21 時点のものとなります。

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キュレーター情報

大森由紀子

フランス菓子・料理研究家

大森由紀子

学習院大学文学部仏文科卒。パリ国立銀行東京支店勤務後、パリのル・コルドン・ブルーで、料理とお菓子を学ぶ。パリ滞在中、ツール・ダルジャン、アンブロワジー、アルページ、フォション、ホテル・ニッコーなどで修業し、ピエール・エルメやジャン・ポール・エヴァンとともに仕事をする。フランスの伝統菓子、地方菓子など、ストーリーのあるお菓子やフランス人が日常で楽しむお惣菜を、メディアを通して紹介している。目黒区祐天寺にてフランス菓子と惣菜教室を主宰。フランスの伝統&地方菓子を伝える「クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ」の理事。「貝印スイーツ甲子園」のコーディネーター、「世界50ベストレストン」の審査員、ル・コルドン・ブルー卒業生代表を務める。毎年、フランスの地方の食を訪ねるツアー、サロン・ド・ショコラツアーを開催。主な著書:「フランス地方のおそうざい」「私のフランス地方菓子」「パリ・スイーツ」「フランス菓子図鑑」など30冊以上。

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