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四季を通じで美味しくいただける味
今回は、大分県中津市で製造販売されている和菓子をご紹介いたします。大分県中津市は、福沢諭吉が幼少期を過ごしたことでも有名で、中津城や多くのお寺がある城下町です。
そんな中津市で人気の和菓子は、『かねい』の和店舗である桃屋甚兵衛の「生麩まんじゅう」です。桃屋甚兵衛は、『かねい』の和菓子専門店舗ということもあり、単に昔からある和菓子とは一味違います。
和菓子といえば、季節に応じた食感や見栄えを重視するお店も多くありますが、こちらの「生麩まんじゅう」は夏でも冬でも美味しくいただける商品になっています。生麩といえば、「小麦粉に含まれるでんぷん質を水で流し、残ったたんぱく質がグルテンを形成したものにもち米などを加え、ゆでるか蒸すかしたもの(出典:小学館デジタル大辞泉)」ですから「高タンパク低カロリー」の食材で、とても体に優しいとされています。その生麩で餡を包んだその味は、甘過ぎないため女性だけでなく、男性にも好まれる味に仕上がっています。
春のお彼岸の新定番
3月といえば、春のお彼岸がございます。お彼岸といえば、「ぼたもち」や「おはぎ」という方が多いと思います。この「生麩まんじゅう」は、「ぼたもち」や「おはぎ」といった定番のお供えにちょっと何かを加えたい方やたまには違う味を楽しみたいという方にお勧めです。
見栄えも笹で包んであるので雰囲気もありますし、冷凍販売されている商品のため、手土産としてお持ちいただくのに最適ではないでしょうか。お寺やお墓にお参りの際にも、発泡スチロールで梱包された箱のままお供えできますし、お供え後は、親戚一同のお茶菓子としても重宝いたします。
手土産でとてもありがたく感じるものとして、賞味期間や保存方法を気にされる方も多くいらっしゃいますが、こちらの「生麩まんじゅう」は、そのままの冷凍で1か月、解凍後は3日の賞味期間がありますので、慌てて全部食べてしまわないといけないようなこともありません。ゆっくりと春を感じながら味わうことが出来る商品と思います。
この時代に生かされている私たちにとって、お彼岸の季節は、ご先祖様をより近くに感じることが出来る時期といわれています。食を通じて、皆様が穏やかな春の日差しを受け、のんびりとした時間をお過ごしいただけますように……。
※掲載情報は 2018/03/16 時点のものとなります。
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キュレーター情報
唎酒師、ソムリエ、ラジオパーソナリティ
岩室茂樹
1974年東京生まれ。北九州市立大学大学院卒、MBA(経営学修士)。
ホテル旅館の経営にも携わり、全国47都道府県を練り歩く。
唎酒師とソムリエの資格を持ち、ラジオパーソナリティとして地域の魅力は発信。
あらゆる縁に感謝をし、生かされていることへの感謝をどのようにして伝えていくかを考える。