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味とサイエンス
モナコ王室御用達】有機オリーブオイル チェントンツェCentonzeシチ…
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南イタリアの歴史ある栽培地で生み出される濃厚オリーブオイル
南イタリア・シチリア島の南西に位置するセリヌンテという町で生産されるオリーブオイル。ギリシャ植民地時代に築かれた海沿いの町で、ミネラル分を多く含む土地はオリーブ栽培に最適な恵みをもたらしました。世界には様々な種類のオリーブオイルが生産されていますが、今回ご紹介する『チェントンツェ』のオリーブオイルは、現在のモナコ王室の料理長をつとめるクリスチャン・ガルシア氏が選んだ王室の食卓のためのオリーブオイル、いわゆるモナコ王室御用達の品です。
こちらのオリーブオイルとの出会いは実に運命的なものを感じました……。ここに1枚の写真があります。
時を遡ること3年前。モナコ公国で創設され、国家元首の大公、アルベール2世が顧問総裁を務める慈善団体「アミチエ ソン フロンティエール インターナショナル」の慈善ガラパーティが日本で初めて開催された時に撮影した思い出の1枚です。私もこちらのパーティに出席したのですが、その時にお目にかかったのが、初来日されたイタリア王国の旧王家のサヴォイア家のエマヌエーレ フィリベルト ディ サヴォイア皇太子殿下です。皇太子殿下の胸に輝くデコラシオン（勲章）はイタリアの最高勲章です。
私はこのモナコ王室御用達のオリーブオイルに出合ったとき、かつてのパーティの楽しい思い出と、皇太子殿下との貴重な出会いを思い返したのです。フィリベルト皇太子は世界の慈善事業など様々な活動に参加され、Facebookなどでもその活躍を目にしますが、洗練されたセンスはさすがイタリアを代表される紳士、なかでもファッションセンスは感銘を受けるほどです。
モナコ公国といえば、日本はもちろん世界からの憧れの眼差しを一身に受けた名女優グレース・ケリーやF1グランプリなど、知名度も高く親しみのある国です。
そんなモナコ公国の国家元首のアルベール大公は、屈指の食通であり、オーガニック食材を好まれることで知られます。そんなアルベール大公のために選ばれたのがこちらの『チェントンツェ』のオリーブオイルです。
こちらのオリーブオイルは、南イタリアの恵みをギュッと凝縮したようなしっかりとしたオイル。色合いは力強さを感じる濃いめのグリーンで、味わってみると、その濃厚さに驚きます。こちらのオリーブオイルに使用されているのは、歴史あるオリーブ畑のもの。地中海の温暖な気候の中で、自然に恵まれて育ってきた樹齢数百年にもなるオリーブです。
香りがとても良く、スパイシーさとフレッシュなグリーンオリーブの風味を楽しめます。しっかりとした味わいは、肉料理や魚料理などにも良く合いそうです。
もう1つ、同じ『チェントンツェ』のバルサミコも試してみました。
こちらは、オリーブオイルの濃厚なイメージとはまったく異なる軽やかでフルーティーな味わいのバルサミコで、注ぐと、ちょうどお醤油くらいの茶褐色の液体です。
マイルドな酸味で、新鮮な野菜にとても良く合います。甘味がほのかに感じられて、スプーンで直接すくって口にしても、その美味しさを楽しめるほどです。
長期熟成のバルサミコはねっとりとしていて、商品によってはえぐみや酸味を強く感じてバランスが悪いと感じてしまうものもあります。しかし、こちらのバルサミコですと、食卓に置いてイタリア風に、パンやサラダ、お料理と、何にでも合わせられ、とにかくオールマイティーに使いやすいというのが魅力です。
濃厚なシチリアのオリーブオイルと、サラッとしたクセのないバルサミコ。南イタリアの恵みの土地からもたらされた、歴史ある土地で生み出される自然なオリーブオイルの味わいはモナコ王室をも魅了しました。
ぜひ、皆様にも『チェントンツェ』の個性光るスクエアのボトルを食卓に置いていただき、まるで旅をしているように、南イタリアの空気を感じながら美味しい食事を楽しんでいただければと思います。
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※掲載情報は 2018/02/10 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ファッション評論家
黒部和夫
最大手アパレルでメンズ商品開発室長、プレス責任者を歴任。
日本流行色協会、日本アパレル・ファッション産業協会、日本メンズファッション協会、繊維ファッション産学協議会、ファッション業界4団体の委員を歴任。
服飾に関する豊富な知識と幅広い交友関係を持ち、外見力向上、ファッション教育のスペシャリスト。
プルミエールヴィジョン 「明日のメンズファッションを語る世界の4人」に選出、パリにて世界のファッションジャーナリスト300人に講演。
NY在住の妹、パリ在住の従妹、各国の友人など国際ネットワークによる情報の速さにも定評がある。
欧米のファッション業界関係者から名付けられたニックネーム「カルロ」は国内外のファッション、ＰＲ、雑誌業界関係者に広く知られ、社名の由来となった。
(財)日本流行色協会メンズカラー選定委員。(財)ファッション産業人材育成機構 ＩＦＩビジネススクール特別講師。青山学院大学など各総合大学で講演多数。学校法人杉野学園ドレスメーカー学院特別講師卒業制作審査委員会委員長。
日経電子版「メンズファッション」にて連載中⇒http://style.nikkei.com/fashion/
