ジャンドゥーヤ好き必食!イタリア『ユミコサイムラ』の「ピッコロジャンドゥイア」

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4年連続金賞受賞!日本人が生みだす最高峰のジャンドゥーヤ

ジャンドゥーヤ好き必食!イタリア『ユミコサイムラ』の「ピッコロジャンドゥイア」

今年もいよいよバレンタインシーズンの到来ですね!
年々上昇するチョコレート人気に伴い様々な国のブランドやショコラティエにスポットがあたり、フォトジェニックなアイテムが注目を集めています。
私も数多くのレセプションにお伺いし、ひと足お先に様々な新作アイテムを試食させていただいている中で、とても心を魅かれたのがこちら!
ショコラティエ『Yumiko SAIMURA(ユミコサイムラ)』さんの「ピッコロジャンドゥイア」です。

ジャンドゥーヤ好き必食!イタリア『ユミコサイムラ』の「ピッコロジャンドゥイア」

実はこちらは、2015年から日本のバレンタイン会場でも入手可能となったサイムラシェフの代表作。イタリアからの逆輸入ともいえるアイテムです。
奇をてらった素材の組合せでもなく、フォトジェニックを狙ったビジュアルでもないですが、沢山のチョコレートが並ぶなか、やはり真においしいものは心に訴えかけてくるのだなとあらためて感じさせられた逸品でした。

ジャンドゥーヤ好き必食!イタリア『ユミコサイムラ』の「ピッコロジャンドゥイア」

数々の世界大会で優勝、受賞歴のある、イタリア在住の日本人ショコラティエ 才村由美子さんについてご紹介します。

 

才村さんは1977年に京都で生まれ、神戸で育ちました。
宝塚造形芸術大学在学中、イタリア料理に興味を持ち、2004年に単身イタリアへ。
イタリアの食文化を追求するためにイタリアで過ごす中でチョコレート文化に出会い、州のホテルでイタリア料理を学んだ後、星つきレストランで料理人を務めました。
その後、有名菓子店『カーザ デル ドルチェ』で研鑽を積み、『リストランテ・ミラノ』にてシェフパティシエとして活躍。
2008年にイタリア人の同僚とモンフェラートで『Piccola Pasticceria(ピッコラ パスティチェリア)』を オープンさせました。

 

コンクールでも、2011年以降輝かしい成績をおさめられています。
2017年には国際的チョコレートコンクール「International Chocolate Awards World Final London」で、「ピッコロジャンドゥイア」が世界大会4年連続金賞受賞。見事4連覇を達成!
イタリアの伝統の味を日本人でありながらよくぞここまで作った!と表彰式でも絶賛されたほどだったとのこと。
またボンボンショコラ部門でも金3つ、銀1つ、銅3つを受賞し、名実ともに世界を舞台に活躍するトップクラスのショコラティエとして認められました。

 

満を持しての日本デビューは2015年。日本橋高島屋と神戸大丸のバレンタイン催事に出店しました。
パリの「サロン・デュ・ショコラ」に出展していたところ、日本のバイヤーさんの目に留まったのがきっかけです。
今年2018年は高島屋においては全国展開を、「サロン・デュ・ショコラ」東京会場に初出店を果たされます。

ジャンドゥーヤ好き必食!イタリア『ユミコサイムラ』の「ピッコロジャンドゥイア」

そんな『ユミコサイムラ』の代名詞ともいえるのがこちら!
先述したように、ロンドンで開催された世界大会で4年連続金賞に輝いている「ピッコロジャンドウィア」です。

 

シンプルながらも高級感ただようゴールドのパッケージ。
包みをあけると、ちょっとひねりをきかせた形のジャンドゥイオットが登場します。
でも実はこの「ピッコロジャンドゥイア」、初期の頃と比べるとフォルムチェンジをしているのです。
初期はピッコロぼうや(画像3枚目)の左手にのっているようなオーソドックスな形だったのですが、先端を尖らせ、少しひねることで今の形に。
この形にすることにより口溶けが一層よくなり、舌の上でとろけるおいしさへと味までも見違えるほどにバージョンUPしたのだそう。
最初は受賞できなかった悔しさをバネに、何度も試行錯誤を重ねた努力の成果なのですね。

ジャンドゥーヤ好き必食!イタリア『ユミコサイムラ』の「ピッコロジャンドゥイア」

もちろん素材にもしっかりとこだわられています。
ヘーゼルナッツは、サイムラシェフの地元ピエモンテのヘーゼルナッツI.G.P.をふんだんに使用。イタリアでは日本とは逆に常連になるほど扱いが良くなくなるという理由から、あえて5つの生産農家から順に取り寄せているとのこと。また温度や湿度など気候や環境によって品質が左右されることのないように、とても丁寧に自家焙煎されています。

 

カカオ豆は南米から取り寄せ、Bean to Bar製法でこだわりの自家製チョコレートに。
エクアドル、エスメラルダス産クリオロ種を主に使用されていますが、最近ではコロンビアの良質なカカオ豆をイタリアのショコラティエが募金をして応援する動きもあるのだとか。

 

白砂糖は使用せず、ブラウンシュガーやココナッツシュガー、フィリピン独自の砂糖などの精製されていないミネラルと繊維質の多いものを使うことで、濃厚ながらもあと口はさっぱりと仕上げられています。
このシンプルな素材を絶妙なバランスで合わせることにより、イタリアの伝統を守りつつも、ジャンドゥーヤの新境地を切り拓いているのです。

 

私もこれまでに数多くのジャンドゥーヤを食べてきましたが、これほどまで究極になめらかな口どけで、す~っと自然に身体に溶け込んでいくような上品なテクスチャーは初体験。
ヘーゼルナッツとチョコレートというダブルで重厚な組み合わせながら全くくどくなく、ショコラの芳醇な風味にヘーゼルナッツの奥ゆきのある香ばしいアロマが折重なり、馥郁たる香りの余韻が長く続いていきます。
この、他のジャンドゥーヤと一線を画するおいしさの秘密は?とおうかがいすると、ヘーゼルナッツを独自でペーストにする際に、他社の常識とは全く異なる方法でされているからとのこと。これ以上は企業秘密だそうです。気になりますね!

ジャンドゥーヤ好き必食!イタリア『ユミコサイムラ』の「ピッコロジャンドゥイア」

美しく煌めくボンボンショコラもとても素敵ですが、シンプルがゆえに素材のよさと匠の技が光る「ピッコロジャンドゥイア」は、通の方にこそオススメしたい逸品です。

 

2018年のバレンタインシーズン、「ピッコロジャンドゥイア」は「サロン・デュ・ショコラ2018東京会場」と日本橋高島屋店頭&オンラインで購入可能です。
まだ日本には店舗のない『ユミコサイムラ』の味を堪能できる貴重な機会。
ご自分へのご褒美に、そして大切な方への贈り物に、是非お試しください!

 

 

ジャンドゥーヤ好き必食!イタリア『ユミコサイムラ』の「ピッコロジャンドゥイア」

最後にサイムラシェフにとってイタリアとは? 日本とは? 今後両国でどのような展開をお考えですか? とおうかがいしました。すると彼女は「国境はたしかにあります。しかし、自筆のロゴのデザインに象徴されるように、二つの国、二つのメンタリティーではあれど、同じ一つの地球に存在する遠くて近い国、イタリアと日本と考えています。日本の食材を武器にせず、ヨーロッパとくに地元ピエモンテの食材で今後も作品を作り上げていきます」とのこと。
今後のさらなるご活躍を、同じ関西出身の女性としても心より楽しみにしています。

※掲載情報は 2018/01/19 時点のものとなります。

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松本由紀子

スイーツコーディネーター

松本由紀子

スイーツコーディネーター&ライター。

一般雑誌、菓子専門誌、TV、ラジオ、webサイトと多岐にわたり、ライター&コメンテーターとしてスイーツ情報を発信。スイーツ関連メーカーのコンサルティングを務め、商品開発、コラボ商品の企画、マーケティングに携わる。スイーツ講座(定期/単発)の講師も務める。

10名のパティシエの珠玉の一品!を集約したDVD 『Sweets美術館』をプロデュース&出演。
http://www.amazon.co.jp/Sweets美術館-2012-松本由紀子/dp/B00BPJSFF2

百貨店催事やイベントをプロデュースし、「スイーツコーディネーター松本由紀子セレクション」なる冠催事を展開。
*2012年11月~:フランスフェアー@JR大阪三越伊勢丹
*2014年2月:サロン・デュ・ショコラ@JR大阪三越伊勢丹
*2015年2月:アムール・デュ・ショコラ@大阪高島屋
*2015年10月~:松本由紀子セレクション@阪急うめだ本店 

ORIGINE KOBEの広報を務める。
http://r.gnavi.co.jp/ippin/article-2060/

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