今まで食べた中で一番歯切れがいい!カステラ ド パウロの「カステラ」

今まで食べた中で一番歯切れがいい!カステラ ド パウロの「カステラ」

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 カステラは、16世紀ポルトガルの宣教師によって伝えられたと言われていますが、当時はカステラという名前ではありませんでした。カステラというお菓子はポルトガルには存在しません。伝えられたそのお菓子は、おそらくその配合から考えると「パォンデロー」。卵、小麦粉、砂糖だけで作られていたそれが、日本で改良され、水あめを加えてしっとりと作られるようになったと言われています。

今まで食べた中で一番歯切れがいい!カステラ ド パウロの「カステラ」

 そんな日本のカステラを、わざわざ日本まで来て長崎の松翁軒で習得したパウロさんと妻の智子さんご夫婦は、ポルトガルの人にも食べてもらおうと、リスボンでお店を経営していたのですが、今度は日本の方にもということで、智子さんの故郷、京都に「カステラ ド パウロ」を開店。「ナタ」や「パォンデロー」などポルトガル菓子が日本で味わえる貴重なお店となっています。

今まで食べた中で一番歯切れがいい!カステラ ド パウロの「カステラ」

 パウロさんの「カステラ」は、今まで食べたカステラの中で、一番歯切れがよく、軽い食感。甘さもすっきりしていて、私の好みです。そしてそれは、パウロさんと智子さんが共に歩んできたお菓子人生を物語る、唯一のお菓子でもあるのです

※掲載情報は 2017/10/02 時点のものとなります。

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キュレーター情報

大森由紀子

フランス菓子・料理研究家

大森由紀子

学習院大学文学部仏文科卒。パリ国立銀行東京支店勤務後、パリのル・コルドン・ブルーで、料理とお菓子を学ぶ。パリ滞在中、ツール・ダルジャン、アンブロワジー、アルページ、フォション、ホテル・ニッコーなどで修業し、ピエール・エルメやジャン・ポール・エヴァンとともに仕事をする。フランスの伝統菓子、地方菓子など、ストーリーのあるお菓子やフランス人が日常で楽しむお惣菜を、メディアを通して紹介している。目黒区祐天寺にてフランス菓子と惣菜教室を主宰。フランスの伝統&地方菓子を伝える「クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ」の理事。「貝印スイーツ甲子園」のコーディネーター、「世界50ベストレストン」の審査員、ル・コルドン・ブルー卒業生代表を務める。毎年、フランスの地方の食を訪ねるツアー、サロン・ド・ショコラツアーを開催。主な著書:「フランス地方のおそうざい」「私のフランス地方菓子」「パリ・スイーツ」「フランス菓子図鑑」など30冊以上。

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