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ワインのような贅沢が紅茶で叶う伊勢丹新宿店限定プレミアムドリンク
お茶がライフワークになって約15年。少しずつではありますが、確実にそして着実にお茶で楽しめる世界は広がっていると感じます。その中でも、ここ数年少しずつ市場に出回る種類が増えた、ボトルティーに注目しています。ボトルティーというのは、ワインのようなボトルにお茶が入っていることからのネーミング。ワインのような瓶にはいっていなくても、何某ボトルに入っていれば、それはボトルティーと呼べるのでしょうが、やはり商品として市場に出回るボトルティーはワインボトルが主流。
このボトルティー自体の存在は10年ほど前から知ってはいました。中国茶がワインのようなお値段でボトルに入って売り出していると聞き及び、当時、お茶仲間の友人と工場まで足を運んだのも今では懐かしい思い出です。その当時にいただいたボトルティーは、丁寧に水出しされたもの、もちろんそれはとても美味しいのだけれど、何せお値段が高すぎて気軽に購入できる存在ではないというのが唯一のデメリットでありました。
結局、なかなか普段使いにもできず、またその価値をわかっていただける贈り先も見つからず、ただ、この10年静かにボトルティーの可能性をじーっと見守ってきたように思います。
あれから10年、お茶の楽しみ方も広がりを見せています。ボトルティーもその1つで、ようやく複数の会社が取り扱うようになりました。密かにボトルティーの未来はどうなるかと案じていた一人としては、市場に出回るボトルティーが増えるのを見る度、ひとりほっこり嬉しく感じる瞬間です。
です。
本日、紹介させていただきたいボトルティーは、伊勢丹限定のプレミアムドリンク。
毎年限定で生産されている知る人ぞ知るボトルティー「アールグレイクラシック」です。
アールグレイというと日本人にも馴染み深く、また好みの紅茶として常に上位にあがるファンの多い紅茶。飲みやすく、好き嫌いが少ないので贈答にも好まれる紅茶の1つです。
そもそも、アールグレイは、紅茶の茶葉に柑橘系のベルガモットの香り付けをしたものです。ベースの茶葉や、香り付けするベルガモットの種類により、各社、味の違いは多岐に渡ります。
個人的には、紅茶の味がわからなくなるほどの強い香りは苦手ですし、人工的な香料が強すぎるのも苦手。生粋のお茶好きとしては、ベースのお茶が美味しいのが、何といってもいちばん嬉しく、次に、そのお茶の味を活かすベルガモットのバランスが絶妙なものがあればベスト。茶葉の状態でアールグレイを買う時はこんな風に選んでおります。
この伊勢丹限定のボトルティーは伊勢丹新宿店のお茶ブランドNAVARASA(ナヴァラサ)のもの。新宿伊勢丹は限定ブランドが多く、お茶のコーナーにおいているものもそれぞれのお茶のメーカーが伊勢丹新宿店でしか手に入らない商品を販売していたりします。
この伊勢丹のナヴァラサブランドも、実は紅茶専門店リーフルダージリンハウスが伊勢丹新宿店で展開するブランドという位置づけです。リーフルダージリンハウスは私が信頼する紅茶専門店の1つ、なぜなら茶葉が非常においしいから。
そういう意味合いもあり、このボトルを発見した時は、「飲む前から美味しいに違いない」と確信しておりました。その確信は間違っておらず、本当に味と香りのバランスが絶妙の一品でして、毎年ボトルが発売されるのを楽しみにしております。個人的にはせっかくのボトルワイン、普段頂く時もワイングラスで特別感を楽しんでおります。氷を入れたグラスに注ぐとふわ~っと香る紅茶の高貴な香りと氷が溶けるコロンという音に心底癒されます。
こちらのアールグレイのベースの茶葉には、世界三大銘茶の「ダージリン」が使われています。インドのダージリン地方には約80もの農園がありますが、その中のサングマ農園の茶葉がベースだそう。サングマ農園というと丁寧なお茶を作る茶園としてとても有名。オーガニックガーデンとしてスイスの「IMO」、日本の「JAS」からの認証も受けているオーガニック茶園なのです。
オーガニックというだけでも嬉しいのですが、香り付けもそれにふさわしく、イタリアのピュアベルガモットオイルが使われています。こんなに丁寧に原料が厳選されているのに安全で美味しい、そして値段が素晴らしく可愛い。そりゃ、毎年売り切れるはずです。
ご興味ある方は、売り切れる前にぜひお急ぎを!
この機会にボトルワインティーの楽しみ味わっていただけると嬉しいです。
本商品は、今年度すでに完売しております。
2018年7月頃からの販売を予定しております。
(※商品の内容、デザイン、販売時期は変更となる場合がございます。)
※掲載情報は 2017/07/31 時点のものとなります。
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キュレーター情報
茶ムリエ/メンタルコーチ
宮原昌子
綜合商社勤務を経て結婚。上海に住んだことをきっかけに、上海で中医学・中国茶を学び、飲むこと・食べることが毎日を健康で楽しく過ごすことになると実感。
帰国後、中国茶専門店にて通訳・バイヤー・コーディネート等を手掛け、2004年より茶ムリエとして活動。自宅サロン主宰・企業や団体へのセミナー講師・雑誌やテレビ等の茶の監修・執筆業など多岐にわたり活動後、広州へ転居、華南農業大学茶学部の聴講生となる。
帰国後、クリニックに勤務、心のケアを実動で学び、心理学・コーチングを学ぶ。中医学と茶の理論に加え、心理学とコーチングを掛け合わせた独自のメソッドで、自己治癒力を高める方法・セルフケアのアドバイスを行うと共に、体質にあった茶の選び方を提案している。悩みを明確に整理し、本当にやりたいことの目標・プロセス設定で目標達成をサポートするコーチングセッションは、自信を持って自分らしく生きていけると好評
上海医薬大学 推拿科卒業
中国労働省和社会保障部公認資格 高級茶藝師・評茶師
銀座コーチングスクール GCS認定コーチ
監修本:別冊Lightning vol.53「ペットボトルのお茶の本」 枻出版社