すべてのドイツ国民が愛するおやつ!ふっくらふわふわ「ダンプフヌーデル」

すべてのドイツ国民が愛するおやつ!ふっくらふわふわ「ダンプフヌーデル」

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噛めば噛むほど甘みがにじみ出る

ドイツ人が愛してやまない国民的な食べ物「ダンプフヌーデル」。団子のようなふんわりとした姿が特徴的です。小麦粉、イースト、塩、バター、水、たまごや砂糖などを混ぜて団子状にして作られます。中にはプルーンムース(プルーンジャムのこと)が入っていて、けしの実シュガー、バニラソースをかけて食べます。噛めば噛むほど甘みが出るのでおやつにぴったりです。オイルやバター、塩を付けて料理としても食べる事ができます。パン屋さんや学校の近くのキヨスクでも販売されていて、ドイツの食生活に欠かせません。ドイツのどこで発祥したかは明確ではありませんが、そのおいしさを示す、歴史の逸話が残されています。

ある街を救ったドイツのソウルフード

17世紀初頭、ドイツは30年戦争の真っ只中。ドイツのラインラント=プファルツ州の南部地方に「フレッケンフェルト」という小さな街がありました。この街に、腹を空かせたスウェーデン兵が押し寄せてきました。その際に、兵隊は金品もしくは、兵隊全員を満足させる料理を要求しました。そこで、そこで、町の人たちは1286個の「ダンプフヌーデル」を兵隊に振舞ったところ、兵隊たちはそのおいしさに感動し、町を引き上げました。現在でも、フレッケンフェルトには、「ダンプフヌーデル」を模ったアーチが存在します。とにかくふわふわの食感に、甘いソースが癖になる逸品です!ドイツ国内であれば、どこに行っても食べられるので是非、一度味わってみてくださいね。

ダンプフヌーデル

Baumburger Turm

※掲載情報は 2017/06/14 時点のものとなります。

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ドイツ連邦共和国大使館

ドイツ連邦共和国大使館

駐日ドイツ連邦共和国大使館は、日本におけるドイツ政府を代表する機関です。ヨーロッパの中心に位置しているドイツと日本は、去る2011年、外交関係を樹立してから150周年という節目を迎えました。そして、今後も互いに両国が協力し合いながら、現在の友好関係を保ち、またより深めながら手を取り合って未来へ向かっていこうという思いをこめ、「ドイツと日本-ともに未来へ」というモットーの下、日本の皆さんにより深く、広く、ドイツを知ってもらうべく、様々な形で活動を行っています。こちらのサイトでは、ドイツの伝統や郷土・食文化についてお伝えします。

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