健康食品として注目され、低温で搾りだされた島根県奥出雲産「飲みやすいえごま油」

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下町に約150年近く続く老舗の油専門店

台東区の実家近くに鳥越神社がという神社があります。毎年、6月にお祭りの鳥越祭が行われ、地元界隈では、浅草の三社祭、神田明神の神田祭と並ぶくらいに有名です。鳥越神社の本社神輿は、「千貫神輿」と呼ばれ、都内一重いと言われており、重さは4トン近くあります。三社祭の神輿が約1トンということからも、重さもしかり、大きさもかなり迫力のある神輿だと想像がつくと思います。2017年の今年は、6月10日(土)、11日(日)に鳥越祭は行われます。宮入といわれ、神社に神輿を担いで戻しに行く時の風景は、神輿の提灯に明かりが灯り、神輿につられてユラユラと提灯が揺れて風情があります。

健康食品として注目され、低温で搾りだされた島根県奥出雲産「飲みやすいえごま油」

その鳥越神社の近くに、明治3年創業の金田油店という都内でも珍しい油専門店があります。ここのオススメは、なんと言っても「えごま油」です。

健康食品として注目され、低温で搾りだされた島根県奥出雲産「飲みやすいえごま油」

お店には、島根の「奥出雲産有機えごま油」、熊本の「菊池産生搾りえごま油」、東北の原料を中心とした「玉締め一番搾り国産えごま油(焙煎)」など各地で作れているえごま油が並んでいます。

 

最近、健康食材としても注目されているえごま油ですが、どのえごま油を買った方が良いか迷われる方も多いと思います。金田油店では、えごま油の利き酒ならぬ「利き油」で、それぞれのえごま油の味の違いを確かめる試飲も出来ます。

健康食品として注目され、低温で搾りだされた島根県奥出雲産「飲みやすいえごま油」

えごま油は、毎日小さじ一杯を、そのまま加熱しないで飲むと健康にに良いとされています。(※)飲み比べてみて分かりましたが、「奥出雲産有機えごま油」は、とても飲みやすいです。えごまは、シソの仲間で、日本では東北や岐阜、島根を中心に栽培されています。島根の奥出雲町は、冷涼の気候のため、えごまを栽培するのに適しているとされています。えごま油の作り方は、まず収穫したえごまを天日乾燥させます。次に搾油機で油を搾り出すのですが、一気に高い圧力をかけると高温になり酸化してしまうので、低温でゆっくりと搾ります。一粒のえごまの実から30%の油が採れるそうです。その後に搾りかすを取り除く「ろ過」をして、えごま油が出来上がります。

 

えごま油が、なぜ注目されているかというと、その油の成分「a-リノレン酸」と呼ばれるオメガ3系脂肪酸に秘密があります。サバやイワシなどに青魚は、EPA・DHAが多く含まれ、体や脳に良いというのは一般的にも知られています。えごま油は、a-リノレン酸が含まれており、摂取すると体の中にEPAに変わり、最終的にその一部がDHAに代謝します。(ただし、a-リノレン酸は代謝しなければ、EPAやDHAになりません。)


日本は、かつて魚を中心とした食生活を営んで来ましたが、最近では 食生活が変化し2006年には初めて肉類の摂取量が魚介類を上回り、「魚離れ」が起きています。食生活の変化によりEPA・DHAの摂取する機会は以前よりも、ますます減ってしまいました。

 

健康食品として注目され、低温で搾りだされた島根県奥出雲産「飲みやすいえごま油」

厚生労働省が2010年に推奨するEPA・DHAの摂取量は、あわせて1日1g以上とされているそうです。サバでいえば半身くらいの量を毎日食べないといけませんが、えごま油にすると小さじ一杯で同じくらいの効果があるそうです。(※)小さじ一杯なら、気軽に摂取することが出来ます。直接スプーンで飲むのが抵抗のある場合は、料理に入れても美味しく召し上がることが出来ます。納豆に入れても良いし、冷や奴に加えても美味しいと思います。ただし、油ですので過剰摂取は逆に良くないですし、えごま油ならどれでも良い訳ではないので注意が必要です。金田油店に行くと、店長さんが「油のコンシェルジュ」として飲み方や選び方、簡単に作れるえごま油を使った料理などを教えてくれます。

健康食品として注目され、低温で搾りだされた島根県奥出雲産「飲みやすいえごま油」

鳥越神社周辺は、いくつか新しいお店も出来ています。鳥越神社周辺を散策しても面白いと思います。近くにいらしたら、ぜひ金田油店に立ち寄ってはいかがでしょうか? (基本的に土日は休みで平日のみの営業。月に1回不定で土曜日営業。詳しくは、金田油店のホームページをご覧ください。)

健康食品として注目され、低温で搾りだされた島根県奥出雲産「飲みやすいえごま油」
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※【出典先】「スプーン一杯で認知症を防ぐ!えごま油健康法」
アチーブメント出版社株式会社
著者 守口徹

※掲載情報は 2017/06/03 時点のものとなります。

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キュレーター情報

荒岡俊行

荒岡眼鏡の三代目 眼鏡店ブリンク店主

荒岡俊行

1971年生まれ。東京・御徒町出身。1940年から続く「荒岡眼鏡」の三代目。
父方も母方も代々眼鏡屋という奇遇な環境に生まれ育ち、自身も眼鏡の道へ。

ニューヨークでの修業を経て、2001年に外苑前にアイウエアショップ「blinc(ブリンク)」、2008年には表参道に「blinc vase(ブリンク・ベース」をオープンさせる。
「眼鏡の未来を熱くする。」をミッションに掲げ、眼鏡をカルチャーの1つとして多くの方々に親しんでいただけるよう、眼鏡の面白さや楽しさを日々探求しています。

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