記事詳細
紹介している商品
ご存じですか?からだと環境に優しいワインの素晴らしさ
お酒の中では、ワインを一番飲む私ですがいただくのは、オーガニック栽培のブドウからつくられるものや化学物質を極力使っていないものがほとんどです。
ワインを飲みだした頃、どうしても悪酔いしてしまうことが多く、ブドウづくりの工程や製造過程で、化学物質が多いとからだへの負担が大きいというのをきいて、これらのワインを飲み始めました。
勿論、原料やつくられ方の理屈だけではなく、ナチュラルな美味しさをいつも感じます。ものによっては、ビオ香(ビオ臭)がしたり普通のワインより癖があるものもありますが、からだにしっくりと馴染み、酔うこともなく楽しくいただけるのです。
カラフルなパッチワークのような菜園の中のブドウ畑
スペインのカタルーナにある「セラー9+」は、ファミリー経営のワイナリー。
オーナーのモイセス・ヴィルジリさんは、自社だけでなく、その技術や経験を買われカタルーナ以外のワイナリーでも引っ張りだことのこと。
そんなモイセスさんが作る「メドル」には、特別な情熱がかけられています。「ワイン、その他の製品には、環境に責任を持ってつくられるべき、そして飲む人の健康にも配慮する必要がある」という信念があります。
彼の畑は、ブドウ畑以外に、オレンジ、豆、アーモンド、ヘーゼルナッツ、オリーブなどの畑があり、素敵なパッチワークの菜園が広がっているとのことです。
化学薬品、農薬は完全に不使用の農園であるうえ、目で見てもナチュラルな美しさを感じられる楽園のような世界がイメージできます。そんな、豊かな美しい環境でつくられるワインは、テロワール(土壌などの条件)以外の何かがプラスされ、より素敵なワインが出来そうな気がします。
メドルの信条は「夢は必ず叶えられる」
モイセスさんは、今までの経験や知識を活かして「徹底的にナチュラル、純粋さを極めたワインをつくりたい!」という思いをメドルで表現するため、ブドウづくりは勿論、製法にも手間暇をかけています。
有機農法と月の満ち欠けを考慮しながら農作業をすすめる、ビオディナミ農法を取り入れています。ブドウは畑の隅々まで気をまわし、場所によって異なる土壌成分の差にまで考慮したブドウづくりをしています。
そして、農薬や化学肥料を用いないのは勿論、酸化防止剤を全く使っていません。今、ビオワインの人気が上昇していますが、ほとんどは、少量の酸化防止剤(SO2)を使用します。日本で販売している、酸化防止剤不使用の海外のワインは、本当に少ないのです。それだけ、酸化防止剤無しでは厳しい現実に挑戦しているということです。
メドルの信条である「夢は必ず叶えられる!」を大切に、今のこの自然な製法を変えず、より美味しいワインづくりをモイセスさんに期待したいと思います。
メドルの白、赤、泡(スパークリング)の3種、それぞれの特徴
いずれも、ブドウはオーガニック&ビオディナミ農法つくられ酸化防止剤なども一切使用せず、無添加です。
正直、最近盛んに売られている“ビオワイン”と比べると、独特の風味を感じるかもしれません。ビオワイン初心者には、ちょっと馴染みのない味と香りが気になるかもしれませんが、上手なマリアージュ(料理との組合せ)を考えれば、健康的にいただけると思います。
白:メドル・カルトイシャ
品種は、カルトイシャ(=チャレ・ロ)。カタルーニャ産クリ材の樽を使用。清澄、安定化、ろ過は、一切行いません。
香りは、一般のワインに比べると、よくいう「ビオ香」が強く感じられるかもしれません。しかし味は、シャープなシトラスの感じに加え、カルトイシャ(チャレ・ロの別名)特有のモモやアンズのアロマと、樽香からくるふくよかな風味と香りも感じられます。とても優しいワインです。
赤:メドル・ホーベン
品種は、カベルネ・ソーヴィニヨン45%、メルロー25%、シラー25%、カルトイシャ5%。
やはり清澄、安定化、ろ過は、一切行っていません。残糖が殆どないクリーンなワインです。飲む前には、デカンタージュして(少し空気に触れさせて)から。
泡:発酵には、シャンパンやカヴァで使われる、本格的な発酵方法である瓶内二次発酵も取り入れています。ビオワイン通の方には、ヒットする可能性のあるワインかもしれません。
※掲載情報は 2017/05/24 時点のものとなります。
- 11
キュレーター情報
自然派栄養士・ソムリエ
麻乃じゅん
【保有資格】
・管理栄養士
・調理師免許
・製菓衛生士
・ソムリエ(日本ソムリエ協会認定)
・ファスティングマイスター・エキスパート
国内の航空会社に国際線客室乗務員として在職中、ソムリエ資格を取得
退職後、栄養士養成大学で学び
管理栄養士免許をはじめとする食や健康に関する資格を取得
自治体や民間企業、クリニックなどで公衆栄養、集団栄養指導、個別栄養相談などの業務に携わる
現代栄養学や西洋医学の現場で経験を積む中
カラダのみならず、「心・人生を豊かにするための食」について探求し
東洋医学や思想の世界についても学びはじめる
その中で、我々は自然の一部であること、真の食との繋がりに気付く
そして、それら現代人が忘れている大切なことを
伝えるべくフリーランスとしての活動をスタートする
また、福島県に生まれ自然の中で育った者として
2011年の原発事故以降、さらにその思いが強くなり
活動の範囲を広めている
現在も、セミナー、自然系・無添加料理教室、カウンセリング等を通じ
現代社会における“食”との向き合い方を提案しながら、
手作りや料理体験のすばらしさを数多くの場で伝えている。