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フルーツを惜しみなく贅沢に使ったハンガリーの蒸留酒「パーリンカ」
「パーリンカ」はフルーツブランデーとカテゴリーされる様々なフルーツを使った蒸留酒で、アルコール度数はちょっと高めの40度ほど。フルーティーな香りを楽しむため、ほとんどのものは樽で熟成させないため、無色透明です。
フルーツごとにフレーバーが異なるため、その種類は多岐に渡ります。りんご、洋ナシ、杏、チェリー、プラム……とハンガリー産のフルーツを中心に果物を醸造したアルコールで造られているため、様々なフレーバーを楽しむことができます。
ハンガリーでは、パーリンカを食前酒として、常温で小さめのワイングラスのような専用グラスを使いストレートで飲むのが一般的です。パーリンカのすっきりとした飲み口と華やかな風味は、後に続く食事やワインを一層美味しく感じさせます。もちろん、パーリンカを食事の時に一緒に楽しむというパーリンカを愛してやまない方もいらっしゃいます。
パーリンカの飲み方にはポイントがあります。「舌で味わうのではなく喉に一気に流し込み、飲み込んだ後にフワッと香る余韻を楽しむ飲み方」です。蒸留酒はアルコールが運ぶ華やかな残り香を楽しむお酒。特に、ハンガリーの誇るパーリンカはフルーツの豊かな風味を生かし、フルーツから造ったアルコールを熟成させて造る手間のかかる蒸留酒です。歴史も何世紀にも渡り、受け継がれてきたハンガリーを代表する国民酒でもあります。
一度口にしてその香りを知ると、たちまち虜になってしまう魅力を持った「パーリンカ」。ぜひ、ワインとは違う歴史あるハンガリーの国民酒を楽しんでみてください。
※掲載情報は 2017/04/27 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ハンガリー大使館
中欧に位置するハンガリーは、アジアに起源をもつ騎馬民族であったマジャル人が良質な牧草地を求め現在の地へ何百年もかけて移動し、定住したユーラシア大陸のもっとも西に住むアジアの民の暮らす国で、もっとも東に住む日本人を尊敬する親日的な人々が多く暮らす国でもあります。首都ブダペストは、ドナウの真珠とたたえられている美しい街で、日本人旅行者から「この街を歩いているだけでいつの間にか微笑がでる」との感想も寄せられました。日本の1/4の国土に9つの世界遺産を始め見所やグルメ、ワイン、温泉、音楽などが凝縮されており、訪れる旅人の五感を満たします。食という多様な切り口で皆様にハンガリーの魅力を存分に知っていただけるよう情報を発信していきます。