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一度は食べてみたいガトーショコラとして有名な「KEN'S CAFE TOKYO」の 特撰ガトーショコラ。
先日、遅ればせながら初めて戴くことができました。
手のひらに乗るほどのサイズで3.000円の価格ですが、駐日大使へのお土産に利用されたり、有名人おすすめの手土産としてメディアに登場したり、いくつものランキングで1位を獲得している逸品だそうです。
そんな前知識をもとに、パッケージデザインにも興味津々で箱を開けると、意外にもシンプルなクッキングシートにすっぽり覆われたチョコレートケーキが。
恐らく型から出した焼きたてのケーキを箱に詰めているのでしょうが、どちらかと言えば素朴な出で立ちのケーキに、お味はどんなかしら?と益々想像力を掻き立てられました。
そして、ケーキをカットし、いよいよ試食です。
まずは断面を観察。もっとねっとりして切りにくいかと思いましたが、そこまでではなく、何とか美しくカットできました。
戴いてみての感想は、チョコレートとバターの風味がダイレクトに舌に来る感じ。変な甘さを感じないのはやはり素材を吟味しているからでしょう。
その美味しさの秘密は何と言ってもまずはチョコレート。世界から賞賛されるイタリア・ドモーリ社製のクーベルチュールチョコレートが使われているそうです。
日本で唯一のオリジナルブレンドでその名も「Ken's」そしてビックリなのが、小麦粉を一切使っていないこと。先ほどのチョコレートに卵とグラニュー糖、無塩バターを合わせます。小麦粉を一切加えず、シンプルな材料で作られているからこそ、カカオの美味しさが際立ちます。胃もたれ感がないのもグルテンフリーだからでしょうか。
元々はレストランのデザートとして作られていたそうですが、今では年間6万本ものガトーショコラの生産に追われているそうです。オーブンで一度に焼ける本数は11本らしく、人気が沸騰するのもわかります。
常温で食べるとしっとり濃厚。冷やすとテリーヌショコラ。温めるとフォンダンショコラとしても楽しめる、という記事も読みました。
手のひらサイズとはいえ、一人で食べきるのはちょっと大変かな、と思いましたが、まずは常温で戴き、その次は電子レンジで温めて戴きました。確かにフォンダンショコラ!
チョコレートの色も濃厚に変化し、先ほどのチョコレートケーキとは別物に変化したようです!その後は冷蔵庫に入れて、冷たいチョコレートケーキも楽しみました。
もちろんご家族や大切な方と分け合って戴くのが一番ですが、お一人様チョコレートケーキとしても飽きる事なく、かなり楽しめると実感しました。
チョコレート大好きな女性に、ホワイトデーのお返しにも良いかもしれません。
予約も可能だそうですので、是非一度、召し上がって下さいませ。
※掲載情報は 2017/02/22 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理研究家・テーブルコーディネーター
磯部作喜子
英語教師を経て食の世界へ。「ル・コルドン・ブルー」にてパン・洋菓子ディプロム取得。今田美奈子製菓コース師範・テーブルセッティングディプロマ取得。花・芸術文化協会テーブルコーディネートディプロマ取得。同認定校。世田谷のブーランジェリー「シニフィアン・シニフィエ」で研修。志賀勝栄氏にパン作りを学ぶ。現在は東京と名古屋で料理・パン・テーブルコーディネートの教室「ル・サロン・ブラン」を主宰。毎月100席以上の講座をこなし、現在までのべ9000人の生徒におもてなしの極意を伝えてきた。「おもてなしの心は食卓を飾るすべてに宿る」というコンセプトのもと、料理・パン・コーディネートなど食に関する内容をトータルに楽しく学べるサロンを目指す。予約待ちの教室をかかえる一方で、各企業とのコラボレート、料理教室や食卓芸術の外部講師としても活躍中。女性誌やライフスタイル誌を始めメディア取材も多い。著書「ル・サロン・ブランの本格パン」(主婦と生活社)「Le Salon Blanc ランチタイムのおもてなし」(ハースト婦人画報社)アメブロ:http://s.ameblo.jp/salon-blanc/