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見た目はそら豆?な不思議な果実
タイやベトナムなど東南アジアでおなじみのフルーツ、タマリンドはご存知でしょうか?マメ科の木に生る実ということもあって、若い実は青くてまるでそら豆のような感じですが、熟してくると全体が茶色くなり、薄い外皮はカラカラに乾燥してきます。ポキッと割ってみると、中は干し柿のようなペースト状の果実が一本に繋がったままずっしり収まっています。
タマリンドは酸っぱい酸味が特徴。タイではどこでも見かけるポピュラーな果物ということもあり、昔からお菓子やタイ料理の酸味付けに調味料としても使われており、トムヤムクンやパッタイなど、酸味がいい仕事をしている料理では絶対に欠かせないものなのです。
寒暖差のある高地で栽培された特別な味わい
タマリンドは体内のバランスを保つために有効な、ビタミンを中心とした栄養素(ビタミンC、E、B1、B2、B6やナイアシン、カルシウム、クエン酸、ミネラル、カリウム、葉酸等)や食物繊維を多く含みます。
代表的な産地であるタイ北部ペッチャブーン県は、別名“タイのスイス”(タイには同様のキャッチフレーズを持つ観光地が多数あります、笑)とも呼ばれ、寒暖差のある高地で栽培されたタマリンドは特別な味わいがあると言われます。収穫の始まる1〜2月になると、バンコクの路上をトラックで売り歩く産直タマリンド屋がいたりと、タイの生活に寄り添ったポピュラーな食べ物です。
No.1タマリンドメーカーが手掛ける逸品
このタマリンドはタイのFamilyMartで売っている商品。ペッチャブーン県産の自然栽培種あり完熟タマリンドの甘みを活かして、甘い、酸っぱい、塩っぱい、辛い、4つのフレーバーで味付けしたものです。タイ料理の味付けの基本要素とも繋がる味のコンビネーションは、フルーツのトッピング調味料としても一般的なもので、タイの人たちに広く好まれる定番の味というところかと。もちろん、MSG、防腐剤は不使用です。
タイでは土産物屋やスーパーでも様々な種類のタマリンド加工品が売ってますが、コンビニで手軽に買えるというところがポイントです。タイのコンビニは地方の逸品が結構売られていて、新たな掘り出し物を見つけるには実は穴場スポットなのです。ぜひチェックしてみてください。
※掲載情報は 2017/02/09 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ヤムヤムソウルスープキッチン代表理事
西田誠治
特定非営利活動法人Yum! Yam! SOUL SOUP KITCHEN 代表理事、6次産業化プランナー。日本初のコンセプト「日本列島47都道府県 meets タイ王国77県」をテーマに、全国各地のローカルの魅力をタイ料理をフィルターにして新たに引き出し、各地の食や観光、人の魅力をわかりやすく世界へ発信。インバウンド&アウトバウンドの活性化を47都道府県に提供している。現在までに15県、6市町村をテーマにした地域交流のためのタイ料理イベントをタイレストランや料理人と連携して開催。産地交流のための独自の場作りを通じて、日本とタイの食の魅力を幅広い世代、地域へ積極的に伝えている。タイ国政府商務参事官事務所、タイ国政府観光庁後援事業、内閣府地域社会雇用創造事業(平成23年度)認定事業。
現地取材を通じて産地との交流を作りながら、デザイナー、プロデューサーとして全国の一次産業支援も積極的に手掛けている。食用いぐさ「ゆいのくさ」のブランディングと海外展開支援(熊本県)、雹害りんご農家の支援を「雹kissりんご」プロジェクト(青森県)として立ち上げるなど、産地支援活動を全国各地で手がけている。