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「季節の果実を和菓子に」をコンセプトに、果実の形や味わいを生かした果実菓子を創作している「宗家 源 吉兆庵」。
そんな宗家 源 吉兆庵が、新年から節分にぴったりの新商品を発売。デパートの店頭でも存在感を示していました。
「ますます福が増すように」と、縁起の良い福枡に見立てた菓子「福々ます」。元来、桝は「ます」という読み方が「増す」と同じであることから、縁起物として重宝されお祝い事などの場面で使われてきたそうです。節分の豆まきが、桝に入れて行われるのもその所以かもしれませんね。
早速購入して戴いてみました。小豆の風味がさわやかな「柚子あん」を、しっとりとした生地で包んだ焼き饅頭。
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小豆だけでなく、柚子入り、というだけで、若い方や男性も手がのびるかもしれません。甘すぎず、爽やかな後味で緑茶やお抹茶はもちろん、コーヒーや紅茶にも合いそうです。
伝統的な製法を守りながら、日々変化する人々の嗜好に合った和菓子づくりに日々邁進されていらっしゃる「宗家 源 吉兆庵」様らしいな、と改めて感心しました。
日本の歳時記に合わせた新しいお菓子を考案されたり、店舗装飾などにも工夫を凝らされたりし、日本文化と和菓子の魅力を世界にも発信されており、海外店舗も多く構えていらっしゃいます。
そんなグローバルな視点も感じつつ、新年の縁起担ぎに、また節分のお手土産に、是非ご賞味下さいませ。
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※掲載情報は 2017/01/14 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理研究家・テーブルコーディネーター
磯部作喜子
英語教師を経て食の世界へ。「ル・コルドン・ブルー」にてパン・洋菓子ディプロム取得。今田美奈子製菓コース師範・テーブルセッティングディプロマ取得。花・芸術文化協会テーブルコーディネートディプロマ取得。同認定校。世田谷のブーランジェリー「シニフィアン・シニフィエ」で研修。志賀勝栄氏にパン作りを学ぶ。現在は東京と名古屋で料理・パン・テーブルコーディネートの教室「ル・サロン・ブラン」を主宰。毎月100席以上の講座をこなし、現在までのべ9000人の生徒におもてなしの極意を伝えてきた。「おもてなしの心は食卓を飾るすべてに宿る」というコンセプトのもと、料理・パン・コーディネートなど食に関する内容をトータルに楽しく学べるサロンを目指す。予約待ちの教室をかかえる一方で、各企業とのコラボレート、料理教室や食卓芸術の外部講師としても活躍中。女性誌やライフスタイル誌を始めメディア取材も多い。著書「ル・サロン・ブランの本格パン」(主婦と生活社)「Le Salon Blanc ランチタイムのおもてなし」(ハースト婦人画報社)アメブロ:http://s.ameblo.jp/salon-blanc/