年始に食べたい!伝統的な日本菓子「花びら餠」

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桃色透ける松の内に頂く初春の茶菓子

年始に食べたい!伝統的な日本菓子「花びら餠」

日本の伝統的なお正月文化菓子といえば、求肥も中に折り込まれた紅色に色付く求肥がほんのり透ける新年の慶びならではの愛くるしい祝菓子【花びら餅】。

 

茶道裏千家初釜の主菓子(松の内に頂く初春の茶菓子)として用いられている和菓子です。
※松の内(門松、しめ縄などお正月飾りを飾っておく期間)

 

中でもスイーツコンシェルジュ佐藤ひと美お勧めの逸品は、全国的に有名な和菓子店で1958年創業の「叶 匠壽庵(かのうしょうじゅあん)」が期間限定で発売している、お正月シーズンに出会える【花びら餅】。

年始に食べたい!伝統的な日本菓子「花びら餠」

求肥生地から、ほんのり桃色が透ける季節を楽しむ伝統的な和菓子で、甘煮牛蒡と金時人参(京人参)を求肥となる柔らかい近江羽二重餅、薄紅の味噌餡で包み込んだ魅力的な正月和菓子です。

年始に食べたい!伝統的な日本菓子「花びら餠」

日本の平安時代の宮中で行われていた餅の上に赤い菱餅を敷き、猪肉・野菜・押した鮎の塩漬けをのせ長寿を祈願して食べていた「歯固めの儀式」。餅の中に食品を包んだもの(宮中雑煮とよばれた)を公家に配るようになり、現代ではだんだん簡略化され『鮎→歯応えの良い[牛蒡]の蜜煮を見立てて、雑煮→優しい[白みそ餡]と厚みのあるしっかりとした歯応えの柔らかい[求肥]を模した菓子で、年始には必ず食べておきたい茶道の茶席でお正月に使う格式高い日本菓子。

年始に食べたい!伝統的な日本菓子「花びら餠」

農工一体の菓子づくりを目指す「叶 匠壽庵」は、原料を作って頂く農家の方と直接コミュニケーションを取り、健康を考えたお菓子づくりを目指しながら食べておいしく、贈られた方に喜ばれる『心を込めたお菓子づくり』をされています。

年始に食べたい!伝統的な日本菓子「花びら餠」

和菓子屋によって微妙にデザインが異なる【花びら餅】。淡く色付く紅色と上品な素晴らしい香りの「叶 匠壽庵」は私にとって毎年恒例の年始菓子です。

※掲載情報は 2017/01/01 時点のものとなります。

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キュレーター情報

佐藤ひと美

スイーツコンシェルジュ アドバンス

佐藤ひと美

【日本スイーツ協会】
スイーツコンシェルジュ アドバンス認定者
としてwebサイトを利用したスイーツライターとしてスイーツ情報や、各地方のスイーツ、グルメ(レストランデセール)情報発信しながら、スイーツの裏に隠れている由来や歴史・シェフの想いなども多くの方へ伝えていけるよう執筆活動しております。

『もっともっと素敵な食べ物に出会いたい!』
特にショコラをこよなく愛し毎日2~3ブランドのチョコレートは頂くチョコホリックLifeStyleの中、幸せショコラ、スイーツ、グルメを探し求めて西へ東へ探求しに幅広く新情報の入手にも力を入れて毎月2回は東京上京して旬のスイーツや、こだわりのお持たせ土産等を探索。
今まで訪れたパティスリー・ショコラトリーは本格派専門店から有名ブティック、地域密着型ブティックなど幅広く、1000ブランド以上を訪問し、3000ブランド以上の自身が食べてきたスイーツ情報や、魅力を日々ブログ媒体を活用し伝えております。
名古屋を拠点とし、2014年12月よりスイーツコンシェルジュ佐藤 ひと美presentsスイーツツアーイベント主催もスタート。

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