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可愛らしくて味わい深い、ブルターニュからの贈り物
ブルターニュ地方で知られる果実のお酒といえば、「シードル」。ご存じ、リンゴ果汁をアルコール発酵させて造る心地よい飲み口のお酒で、現地ではガレットと一緒に食されるのが定番なのだとか。
さて、最近出会ったシードルでとても印象的だったのが、今回ご紹介する「LA CHOUETTE」。その名の通り、リンゴにも見えるフクロウのイラストをあしらった可愛らしいエチケットが目を引きます。そして、チャーミングな外観からは想像もできないほど、中身にも非常にこだわっているのです。
まず、こちらに使われるリンゴは、現地のシードルに適した「シードル・アップル」と呼ばれる小ぶりのもの。これらを複数品種ブレンドすることにより、華やか且つ複雑な風味を引き出しているのだそう。また、濃縮還元のリンゴジュースは一切使わず、補糖もせず、もちろん着色料も香料も使用していません。とにかくリンゴそのものの美味しさをナチュラルに引き出しているのが特長です。
さっそく一口味わってみると、まるでもぎたてリンゴを丸かじりしたかのような、ジューシーで溌剌(はつらつ)としたフレッシュ感に包まれます。自然な甘味を伴う、イキイキとした酸と果実味が口いっぱいにひろがり、大人っぽいほろ苦い余韻が最後にほんのり残ります。
アルコール度数は4.5%と控えめなので、お酒があまり得意でない方にも楽しんでもらえること請け合い。テラスランチのお供に、また食前のスターターや食後のお口直しとして……幅広いシーンで活躍しそう。ワインももちろん楽しいけれど、選択肢のひとつとして、「シードル」を試してみるのもありかもしれません。
年末年始、少し飲みすぎてしまって……という方はぜひ、この「LA CHOUETTE」のナチュラルな味わいに癒されてみてはいかがでしょうか。
※掲載情報は 2016/12/30 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ワイン研究家 株式会社食レコ 代表取締役
瀬川あずさ
聖心女子大学卒業後、施工会社の秘書を務め、多くの飲食店のリーシングや施工業務に携わる。その後、趣味が高じてワインエキスパート、日本酒利酒師の資格を取得。記者・ライター業、飲食コンサルティング業、ワイン講師など食やワインにまつわる仕事に精を出す。2014年、食に特化したリレーションサービスを提供する 株式会社食レコの代表取締役に就任。ワインスクール「レコール・デュ・ヴァン」新宿校の主幹講師も務め、食やワインを通じた豊かなライフスタイルを発信している。