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食感と豊かな香りにみる、北海道産国産小麦の底力
永らく「日本の食糧庫」と言われてきた北海道では、いい素材はあるが良い商品は少ないというイメージがありました。しかし、近年の6次産業化の推進によって、農作物の特徴が一番活かされるよう、消費者にも理解しやすい「よい品種の商品」として流通するようになってきました。中でもここ数年で一般人にも注目されてきている北海道産国産小麦は、その代表かもしれません。
我が国における小麦の消費量の8割以上は、アメリカやオーストラリアなどからの輸入物です。輸入小麦には、収穫後の害虫やカビを防ぐため農薬を散布しているのが現状ですが、その残留物の摂取、いわゆるポストハーベスト問題も心配ですね。
国産小麦100%であればその点の心配も少なく、安心していただけます。
この「さらべつさんうどん」では、7、8年前から話題になっている新しい秋まき品種「きたほなみ」を100%使用しています。
今までのうどん用国産小麦の代表である「ホクシン」は実際にうどんにするとやや黒ずんでしまうという欠点がありましたが、この「きたほなみ」は写真のような純白に近いうどんをつくることができます。また、秋まき品種の小麦はパンや中華麺などにむいている春まき品種の「ハルユタカ」などにくらべ、タンパクが少なくグルテンも弱いので、うどんには最適といわれております。
更別村の小麦によって作られているこのうどん、もちろんお味も「のど越し」やもちっとした食感もよくて大満足。
パッケージのデザインもシャープで、次世代の純国産うどんとしてお勧めいたします!
※掲載情報は 2016/11/25 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理写真家
今清水隆宏
1965年、東京都生まれ。東京造形大学卒業。1988年よりフリーランスフォトグラファーとして独立。
以後、国内・海外、料理研究家・シェフを問わず主に雑誌、料理レシピ、レストランなどの料理およびその周辺の撮影、書籍企画等を担当。他、百貨店等各種カルチャースクール、地方自治体等にて「料理写真講座」の講師、講演等でも活動。社団法人日本広告写真家協会会員。