はつだの焼肉弁当
和牛専門 牛 はつだ 住所：京都府京都市左京区山端柳ケ坪町17-3
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予約が必須のお店か京都の伊勢丹でしか食べられない「特選和牛弁当」
仕事柄、全国を回る機会も増えました。その土地、その土地で地元の方に美味しい食材や食べ物、お店などを案内していただくことも多くあります。やはり料理に携わる仕事をしていますので、どうしても使っている食材や作り方などにも気にしてしまいます。特に修行をした京都には、思い出の味やお店が多く存在しますが、中でも初めて食べて衝撃的だったのが、京都の修学院側にある「和牛専門 牛 はつだ」です。お店に行ったことがない方でも、はつだの「特選和牛弁当」を食べたり、その名を聞いたりしたことがある人は多いのではないでしょうか。
お店で食べられるお肉の美味しさは言わずもがなですが、こだわりをそこかしこに感じることが出来ます。まず、器は古伊万里のものを使っています。そこに盛られているのが、和食のお店もおどろく「ドブ漬け」。ヌカの状態が素晴らしく、ここでしか味わうことができない味です。それに最初に食べて衝撃をうけたのが、「大根のスープ」。牛のテールから出る味はすっぽんを上回る味で、一番旨味成分が強いと感じたほど。これをヒントにして、自分のお店でも牛のテールを使ったお椀を出しています。
お肉も近江牛を使い、最初は生肉を食べて鮮度のよさを楽しみます。それからお肉を焼きますが、お店に来ている方の多くがお弁当を注文します。夜食や次の日のご飯、家族のお土産などに選ぶのでしょうが、お肉の美味しさを楽しみたい、余韻を楽しみたい方が多いからだと思います。
お店に行かなくても、お弁当は京都の伊勢丹でも購入できますが、全て店主が秘伝のタレにつけて手焼きで焼いています。だからお弁当と言ってもこだわりが違います。また、ご飯の上にキャベツが敷いてあり、その上にお肉がたっぷり載せてあります。そこにしば漬けも添えられているので、食べ方も色々と試せるのも魅力。とにかくお肉の美味しさを存分に味わえるお弁当です。
予約をしておけば確実に手に入るので、ぜひ京都に出張や観光に行った際には、ぜひ味わってみてください。
※掲載情報は 2016/11/09 時点のものとなります。
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キュレーター情報
「日本橋ゆかり」三代目
野永喜三夫
1972年、東京都出身。「日本橋ゆかり」は、親子3代にわたり宮内庁への出入りを許された老舗名門店。「株式会社 菊乃井」で日本料理の修業を経てゆかりの三代目 若主人となる。2002年、「料理の鉄人JAPAN CUP'02」で総合優勝。NYタイムズ紙に日本を代表する若手料理人として選出され、『世界の料理人』として認められた第一人者。様々なメディアや雑誌、海外での活動も多く、幅広い分野で活躍中。伝統を守りながらも、新しい日本料理を発信し続けている。
