お酒のつまみに最適!沖縄渡嘉敷島のお母さんたち手作りの「まぐろジャーキー」

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沖縄県はマグロの名産地

お酒のつまみに最適!沖縄渡嘉敷島のお母さんたち手作りの「まぐろジャーキー」

日本人の大好きなマグロ。実は、沖縄県はマグロの名産地だってご存知でしたか?

 

沖縄県では、本マグロをはじめとして、キハダ・メバチ・ビンチョウと、日本全国で捕獲されるマグロ4種類がすべて水揚げされています。その年間漁獲量は約11tで、沖縄全体の漁獲量の半分を占め、なんと全国3位。4~6月は本マグロやキハダマグロが、8~3月はメバチマグロが、11~3月はビンチョウマグロが旬を迎え、季節に合わせて様々な種類のマグロを楽しむことができます。(※)

 

しかも、沖縄近海の海で獲れるので冷凍することなく水揚げされるため、解凍時に栄養が流れ出ることもなく、新鮮で栄養価の高い状態で味わうことができるのも利点の1つ。さらに、餌のついた複数の縄を海中に垂らして操業する延縄(はえなわ)か、パヤオと呼ばれる人口漁礁を使ったやり方が一般的で、どちらも、狙った魚だけを獲るという環境資源にも優しい漁法です。沖縄本島だけでなく離島も含め、各漁協でマグロの水揚げが行われています。

美しき島・渡嘉敷島からの贈り物

お酒のつまみに最適!沖縄渡嘉敷島のお母さんたち手作りの「まぐろジャーキー」

今回ご紹介するのは、沖縄県の離島・渡嘉敷島で水揚げされたマグロを使ったお土産品です。渡嘉敷島は、2014年に国立公園にも指定された慶良間諸島の東端に位置する小さな離島で、那覇市内の港から片道約1時間程度で行ける透明度50mを誇る美しい海が多くの観光客を魅了し、訪れる人が後を絶ちません。

 

そして、この島の漁協組合でも、キハダマグロやメバチマグロが水揚げされています。基本的にはその鮮度を活かして刺身で食べることが多いのですが、それを活用して、お土産品として「まぐろジャーキー」が開発されました。

お酒のつまみに最適!沖縄渡嘉敷島のお母さんたち手作りの「まぐろジャーキー」

マグロの柵をいったん冷凍してスライサーでスライスしたのち、醤油、みりん、りんご、七味などでできた特製調味料に漬け込みます。その後、乾燥させて、オーブンで表面を焼き上げて、最後に食べやすい太さにカットしたら出来上がり。長さを揃えたり、パッケージに入れたりするのも、すべて島の漁協のみなさんの手作業で行われています。

お酒のつまみに最適!沖縄渡嘉敷島のお母さんたち手作りの「まぐろジャーキー」

固すぎず柔らかすぎず、ほどよい固さに仕上がったジャーキーは甘辛くて、つい「もう1本、もう1本」と後を引くおいしさ。約8㎜幅のスティック状で食べやすいのも、おすすめポイントの1つです。ジャーキーを片手に握って噛みしめながら、ついつい泡盛やビールも「もう1杯、もう1杯……」と続いてしまいます。

 

島で水揚げされたマグロだけを使用しているので(※島内の水揚げが少ない時は沖縄本島から仕入する時もあります)、台風の影響などでマグロが水揚げされないと作られないこの「まぐろジャーキー」。正真正銘、島のお母さんたちの手作りです。手作業のため大量生産ができず欠品していることも多いので、見かけたらぜひ手に入れてくださいね。

 

まぐろジャーキー 30g300円(税抜)
製造元:渡嘉敷漁業協同組合 住所:沖縄県渡嘉敷村字渡嘉敷352番地

※沖縄農林水産年報 平成19年魚種別漁獲量、平成21年度生鮮マグロ漁港別水揚げ量・農林水産省物流調査、内閣府沖縄総合事務局「海面漁業生産統計調査」より抜粋

※掲載情報は 2016/10/15 時点のものとなります。

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キュレーター情報

青山志穂

ソルトコーディネーター

青山志穂

東京都出身、沖縄県在住。
大手食品メーカー勤務から一転、塩に魅せられて塩の道へ。塩の専門店で社内資格制度の立ち上げなどを行ったのち、2012年に(社)日本ソルトコーディネーター協会を立ち上げて独立。現在は、塩のプロフェッショナルであるソルトコーディネーターの育成のほか、全国を飛び回りながら、塩の基礎知識や使い方などに関する講座や講演、テレビやラジオ、雑誌などへの出演、塩売場のコーディネートなどを行いながら、塩の啓蒙活動に努めている。有名シェフとの塩をテーマにしたコラボレーションイベントや食品メーカーの商品企画も手掛ける。著書に「塩図鑑」(東京書籍)「琉球塩手帖」(ボーダーインク)「日本と世界の塩の図鑑」(あさ出版)など。

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