意外と知らない「砂糖不使用はノンシュガーではない？」無糖でも甘いのはなぜ？

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砂糖不使用とシュガーレスの違いとは！

砂糖不使用、シュガーレス・ノンシュガーと表示された商品がありますが、どれも一緒だと思っていませんか。実は砂糖不使用とシュガーレス・ノンシュガーは違うのです。

「砂糖不使用」とは、あくまで食品の製造・加工段階で砂糖を使っていないという意味です。食品本来の成分としての砂糖（ショ糖：ブドウ糖と果糖（果物の糖分等））が含まれている場合には、栄養成分表示でその含有量を確認することができます。

「ノンシュガー・シュガーレス」とは、食品に含まれる単糖類(ブドウ糖、果糖他)・二糖類（砂糖、乳糖、麦芽糖他）が0.5％以下のものです。この条件であれば、無糖、砂糖0、糖類ゼロなどの表示が可能です。ただ糖類以外の甘味料（キシリトールやステビアなど）を含んでいる場合もありますので、「甘くない」という意味ではありません。このため「無糖」と表示されていても「甘み」がある場合もあります。

「ノンシュガー・シュガーレス」の商品に使われている甘味料の中には、砂糖よりも若干少ないですがカロリーがあります。またタンパク質や脂質など他の栄養素が含まれている場合もありますので、「ノンカロリー」ではありません。

ちょっと難しくなってしまいましたが、例えば「砂糖不使用」のジャムでも、果物の本来の糖分が100g(100ml)中に0.5g以上含まれている場合には、「ノンシュガー・シュガーレス」とは表示できないのです。

「砂糖不使用」の商品も「ノンシュガー・シュガーレス」の商品もそれぞれの違いを理解して、目的に応じて選ばれるといいですね。それぞれの商品の一部をご紹介しますので、ご参考にしてください。

【砂糖不使用】椰子の花蜜使った、深く濃いアラビアンジェラート

こちらは、世界中から「ナチュラル・オーガニック・安全・公平であること」をコンセプトに商品を調達している「FAR EAST BAZAAR」のアラビアンジェラートです。シャーベットの原型はアラビアで誕生した「シャルバード」なのだとか。歴史は古く、ローマ帝国時代にジュリアス・シーザーは山から雪や氷を運ばせ、それに果汁や蜜、牛の乳などを混ぜたものを好んだとされています。そんなアラビアの氷菓を再現した、アラビアンジェラート。砂糖を使わず、自然の果物と椰子の花蜜で甘さを表現しています。

アイスクリームの元祖！椰子の花蜜使った、深く濃いアラビアンジェラート

（株）トータルフード代表/トータルフードプロデューサー　小倉朋子

http://r.gnavi.co.jp/ippin/article-6585/

【砂糖不使用】素材そのもの栄養価を凝縮したドライフルーツ

こちらも「FAR EAST BAZAAR」の商品の「ドライフルーツ」です。こちらは、日本で今人気が高まっている「デーツ」のドライフルーツ。素材の良さをそのままに、糖分も栄養素も凝縮したドライフルーツ。もちろん砂糖不使用です。

ワインのおつまみや小腹が空いた時のおやつにそのまま食べるのはもちろん、無糖のヨーグルトに一晩入れてから食べるのもおススメだそうです。

世界中からバイヤー達が選び抜いたFar East Bazaarのドライフルーツ

秘書　高橋慧

http://r.gnavi.co.jp/ippin/article-2980/

【砂糖不使用・ノンシュガー】どうしもチョコが食べたくなったらドクターズチョコレート

こちらは、ドクターズチョコレートシリーズです。砂糖を一切使わず、低カロリー甘味料「マルチトール」を用いて作られているノンシュガー・チョコレートです。栄養成分表示も糖類：0g、ショ糖：0gと表記されています。糖分だけではなく、この「ドクターズチョコレート」は、カカオも3人のマスターマイスター監修のもと、サスティナブルカカオ（化学肥料を一切使わない農園レベルの生産履歴が明らかになるカカオ）を100％使用と、こだわっています。

このドクターチョコレートは、「ドクターズチョコレートミダーク」とミルクを含んだ「ドクターズチョコレートミルク」の2種類があります。