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18ヶ月以上の木桶仕込みによるお味噌たれを揚げせんべいに塗った直売店でしか買えない「みそせんべい」
こんにちは。料理研究家/食アートコーディネーターの中村まりこです。今回ご紹介させていただく逸品は、お味噌屋さんの「みそせんべい」です。
この「みそせんべい」との出会いは、日本全国のこだわりの醤油や味噌、酒粕などを集めた東京銀座の醸造品専門店でのこと。様々な店主こだわりの醸造品が並ぶ中で、なぜか一点だけ、おせんべいが置いてありました。それがこの「みそせんべい」でした。もともと「みそせん」に目がない私は、迷うことなく購入してしまいました。
帰ってからいただいてみると、お味噌の深い味わいと旨味に驚き、思わず商品ラベルを裏返して、じっくりと見てしまいました。製造者は、愛知県にある「蔵元 桝塚味噌」というお味噌屋さん。
おせんべいのベースは、お餅屋さんのせんべいに負けていない国産米使用の大判せんべい。このせんべいを揚げた後に、18ヶ月以上の木桶仕込みによる天然醸造のお味噌をたっぷりと塗り込んであります。この工程を踏んでいることで、お味噌が塗ってある表面はしっとりジューシー、内側は揚げせんならではのサクサクな食感が楽しめます。
餅は餅屋、味噌は味噌屋、それぞれの強みが活かされた逸品です。
セレクティブな商品ならではの5種類という限定的な商品バリエーション。お味噌本来の味を楽しむならプレーンな「みそせんべい」。一方で、個人的におすすめなのが「みそせんべい 唐辛子」味です。ピリッとした唐辛子のあと味が、食欲をかきたてます。体に良い発酵食品であるお味噌を美味しくいただけるヘルシーなおやつとして、我が家の常備食になっています。
※掲載情報は 2016/09/30 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理家・食アートコーディネーター
中村まりこ
SHOKUart代表
料理家
東京出身。
ELLE grumet フードクリエイター部、料理教室 鎌倉legame cooking 主宰、フードスタイリング、レシピ開発、イベント講師、食に関する記事の執筆、を中心に活動。
食に造詣の深い父とウクライナ人の母から2つの食文化を習得。世界23ヵ国で生活した高校3年間を原点に、料理の道へ。
和食材も自由に取り入れた料理ジャンルからでなく素材からボーダレスな料理を経験上を軸に独創的な組み合わせで「empirical&unleash」を表現する「SHOKUart」設立。
外国の方にむけて「私達の日常の和食を伝えたい。」思いから、日本家庭料理の料理教室 "Authentic Japanese Cooking Class" も主宰。
外国人向けのWedマガジンサイトへのレシピ提供も手掛ける。