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伝統的な祭りと、まちおこしの祭り
タイには年間を通してさまざまな祭りが実施されています。それらの祭りには2つのタイプがあって、昔ながらの伝統的なものと、地域の特産物をPRする“まちおこし”を目的としたものとがあります。タイは仏教国なので、伝統的な祭りのほとんどが太陰暦に基づいた仏教に関するものであり、タイの人たちにとっての生活や文化とも深く関わっています。一年で最も盛大な祭りはタイの旧正月(4月頃)で「ソンクラーン」と呼ばれています。また、ブッダが具足戒を与え、悟りを得た1,250人の僧侶が何の事前の知らせもなく集結した奇跡を記念した「万仏節」が2月頃(陰暦3月)にありますが、これはタイならではの祭りです。7月頃になると、お坊さんたちはお寺にこもる生活を始め、3カ月後には通常の生活に戻ることを祝う祭り「カティン」があります。そして、毎年11月ごろには「ロイクラトン」という、灯籠流しのお祭りがあります。
タイならではの幻想的な「ロイクラトン」
「ロイクラトン」のロイとは“流す”という意味で、クラトンは“灯籠”のことです。タイで13世紀頃から始まった祭りで、生活に欠かせないものである「水」への感謝とお詫び、そして苦しみや災いを流し去ってくれるという信仰上の意味があります。実は、クラトンは陰暦12月の満月の日にしか咲かないコートムという蓮の花の形をイメージにして作ったものです。そのようなこともあり、ロイクラトンは毎年陰暦の12月にあたる10月?11月頃の満月の夜に行われています。クラトンは生のバナナの葉を編んで作ったものが多く、花で飾り、お香とろうそくを立てます。たくさんのクラトンが川を流れて行く様子はとてもロマンチックで、今も昔も人気があります。また、タイ第二の都市・チェンマイのロイクラトンは「イーぺン祭り」と呼ばれていて、空に向かって熱気球(コームローイ)が一斉に放たれる様子は圧巻です。
フルーツフェスティバルにも注目!
明確な四季のある日本と違って、タイは年間を通じて穫れる食材に大きな違いはありませんが、それぞれに旬なベストシーズンは存在します。それに合わせて開催されるのが、スターフルーツ、ランブータン、ブドウ、キャンタループ(メロン)、マンゴスチン、ライチなど、食べ物が主役の祭りです。地域の行政がバックアップして行われるので、まちをあげてのイベントとなっています。お菓子などに加工して食べるのではなく、フレッシュなまま味わうのがタイ流。一番おいしい時期に、一番求めやすい価格でフルーツが食べられるのが魅力です。海外はもちろんのこと、国内からの観光客に来てもらおうと、画地の恒例行事として毎年開催されています。
ヤングココナッツジュース
今回ご紹介するのは、タイの天然のヤングココナッツの皮を削った『ヤングココナッツ』。聞きなれない方も多いとは思いますが、天然のジュースとして、これほど美味しいものもそうはありません。
飲み終わりましたら、ジュースを包む白い実「ココナッツミート」も柔らかな歯ごたえを楽しめますし料理などにも使えますので、ぜひお召し上がりください。
ココナッツジュースは飲みたいが実から飲むのは面倒!と言う方はココナッツジュースをボトルに詰めた製品もあります。
※掲載情報は 2014/11/13 時点のものとなります。
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キュレーター情報
タイ王国大使館
東南アジアのほぼ中央に位置するタイ。日本との交流は600年前のアユタヤ王朝と琉球王国の交易の時代にさかのぼる。現在はタイ王室と日本の皇室の交流、政府間、経済連携、学術交流、そして国民同士の交流まで、あらゆる段階において緊密な関係を持っている。タイは地域のビジネスや輸送の中心地であり、2015年に発足予定のアセアン経済共同体のゲートウェイでもある。6億人の人口をかかえGDP143兆円という市場規模になる。自然、歴史、文化、ショッピング、様々なエンターテイメントなど訪れた人を満足させる魅力に溢れた国。特に、ハーブ&スパイスの効いた美味しいタイ料理は大人気。