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シンプルだけど素材の旨味を存分に味わえるあんやの季節のおこわと和菓子
最近は、お土産や差し入れを頂く機会が増えてきました。講師として地方や海外に呼ばれた時には、それぞれの地域のお土産をいただきますし、作品作りをするために工房などにこもる時には差し入れをいただく機会もあります。パティシエという職業柄、どうしてもスイーツなどは自分で購入してお土産にすることも多いのですが、最近いただいた中でとても印象に残って、自分でもリピートしてしまったものを紹介いたします。
成城学園前にある『あんや』は、地域の方に愛されている和菓子屋さん。店内の工房でお菓子を作り、茶房もあるのでそちらでもお菓子やかき氷、あんみつなどの甘味もいただくことができます。知り合いに差し入れでいただいたのは、こちらの「お赤飯」と「季節のおこわ」、和菓子の「かのこ餅」と「豆大福」でした。
青笹と枝豆のおこわ(季節のおこわ)
季節の素材を使用したオリジナルのおこわは、1ヶ月毎に替わるそうです。7月は枝豆を使ったおこわで、枝豆とおこわの食感の良さがクセになり、天然海塩海の精を使用したごま塩もいいアクセントになってあっという間に食べてしまいました。季節を感じやすいので、手土産などにも相応しいのではないでしょうか。
かのこ餅と豆大福
「かのこ餅」は、もち粉を使用したどらやき風のもちもちした生地に、自慢のつぶあんをはさんだお菓子。お店でも人気の商品だというにも納得の独特なもちもち感がたまりません。「豆大福」は、さらりとしたこし餡とマシュマロのようなふわふわのお餅の組み合わせで、一度食べたらクセになります。お餅や餡のバランスが絶妙です。
食べれば地元の方に愛されてきたことを実感できる、足を伸ばす価値がある和菓子屋さんだと思います。
お土産などで選んでも、きっと喜んでくれる「おこわ」と「お菓子」ではないでしょうか。
※掲載情報は 2016/07/31 時点のものとなります。
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キュレーター情報
EN VEDETTE オーナーパティシエ
森大祐
1978年、岐阜県出身。東京製菓学校を卒業後、「ロイスダール」、「グランド ハイアット 東京」などの都内パティスリーに勤務。2007年に渡仏しパリの「ローラン・デュシェンヌ(M・O・F)」、「モワザン」にて研鑽を積む。「モワザン」ではシェフ・パティシエとして勤務し、フランスで学ぶ日本人パティシエの支援、日仏のパティスリーの架け橋になればとの想いから、「Le Pont Artisans(エッフェル会)」を設立し、会長として活動に取り組む(現在は日本支局長)。現在は、「En Vedette(アンヴデット)」のオーナーとして活動中。TV、雑誌、書籍などでの活動や、「Le Pont Artisans(エッフェル会)」、「セルクル・デ・シェフ」などでシェフの地位向上を図る活動も行っている。
書籍:「プロのための製菓技法 チョコレート」、「モダン・フランス菓子の発想と組み立て シェフ8人それぞれの解釈と技法」、「タルトの発想と組み立て: 6人のパティシエのアイデアと技法」(全て誠文堂新光社)11月9日発売