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普通のお菓子と代わりのない美味しさと見た目を兼ね備えたスイーツ
生菓子や焼き菓子など毎日多くのお菓子を作ってきています。食べていただくシチュエーションも様々だと思いますが、最近取り組んでいたのが糖質を制限したお菓子。体質の関係で糖質を制限しないといけない方が増えているのを実感したため、北里研究所病院の山田先生にも協力をしていただき試行錯誤を繰り返し作ってきたのが、「スフレオフロマージュ」です。クリームチーズをベースにしてメレンゲで軽さを出した、ふわふわでしっとりしたスフレタイプのチーズケーキです。
自分でも作る際に知識を増やすためにも勉強をしないといけないので、他のお店で作られている糖質を制限したお菓子を調べていた際に出会ったのが、『CRIOLLO(クリオロ)』の糖質制限したお菓子でした。チョコレートは食べたことがあったのですが、改めて調べてみると種類も豊富なことにびっくりしました。
きっかけはシェフのサントス・アントワーヌさんの奥様も糖質を制限されていることと、「子供でケーキが食べられないのはかわいそう、いつかそんな子供にも食べてもらえるケーキができれば」とういう想いから、開発されたそうです。どれも普通のお菓子と代わりのない美味しさと見た目を兼ね備えた素晴らしいものばかりですが、その中でもいくつか自分でも気になっているものを紹介いたします。
スリム・レアチーズ・フレーズ
イチゴ味のレアチーズケーキは、イチゴの食感をくずさないように煮込んだコンポートと、フランス産の良質なクリームチーズ、アーモンドを使用したしっとりとした食感が特徴のスポンジを使って作られています。
スリム・ショコラ
アールグレイティーとチョコレートのムースのケーキは、本物のバニラをたっぷり使ったバニラクリームに、小麦粉ではなくグルテンを使ったチョコレートのスポンジを使っています。
スリム・アイス
スリム・バニラ、スリム・ショコラ、スリム・抹茶の3種類のアイスは、甘さはしっかり感じるのに、後味はすっきりとしているのが特徴。素材の味をしっかりと感じることができるアイスです。
体質によって食べるものが制限されている方にも、楽しんで食べてもらえるようなお菓子を今後も作っていきたいと思っています。みなさんも、食べ比べなどをして自分のお気に入りのものを見つけてほしいですね。
※掲載情報は 2016/08/02 時点のものとなります。
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キュレーター情報
パティスリー レザネフォール シェフ
菊地賢一
1978年、神奈川県出身。「アルパジョン」、「ヴォアラ」にて5年間の研鑚の後、活躍の場をホテルに移す。パークハイアット東京にて5年間実績を積み上げるとともに、コンクールやデザートなどあらゆる洋菓子テクニックに取り組む日々を送る。海外ではグランドハイアット・シンガポールにて研修。その後フランスへ渡り、ジャン・フランソワ・フーシェ氏の元、「パークハイアット・パリ・ヴァンドーム」にてアントルメやアシェットデセールの腕を磨く。在仏中、フランス三大コンクール「ガストロノミック アルパジョン コンクール」優勝。開業を前に、以前より感銘を受けていた、トップパティシエのセバスチャン・ゴダール氏の元に渡り彼の菓子作りを学ぶ。2012年 恵比寿に自店「パティスリー レザネフォール」を開業し、毎日の店の菓子作りに加え、プロ向けの講習会講師、学校講師、企業アドバイザーの仕事、ケータリングや百貨店催事など、活躍の幅を広げている。