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生クリーム仕立てのスコーンはコクがあり新感覚なしっとりさ!
スコーンを初めて食べたのは、今から16年位前。同じ職場の友人がイギリスカンタベリーへ短期留学していたころです。再度の留学に便乗し一週間の弾丸ツアーだったのですが、城壁に囲まれたカンタベリーは歴史のある古風な町でした。今はおそらくもうその店はないと思うのですが、初めて口にしたスコーンはふんわりしていてパンに近い物でした。
数年たって日本で色々と食べ比べると、お店によって材料や工程が違うのです。天然酵母で作った層になって固いバリバリとしたものや、口に張り付くほどモソモソしたもの、ビスケットのようなサクサクしたものなど、スコーンはお店によってずいぶん違います。
ずっとこのお店が気になっていたのです。こちらのスコーンはショーケース越しに見ると、固そうに見えますし形もゴツゴツしています。どんなに固くてバリバリしているのだろうと変な期待をしていましたが、いただいてみるとしっとりとしていて口に残らないのです。どのスコーンにも上質の生クリームを使用しているからなんだと思います。
この日、私が目についた濃厚宇治抹茶、ナッツキャラメリーゼ、無茶々園のいよかん、いちじくの4種類のスコーンを注文しました。それもそのはず、一押しのスコーンだったのです。ショーケースが主張していると、ついつい手が出てしまいます!
特に「濃厚宇治抹茶スコーン」はクリームチーズ入りで、更にふんわりしています。イメージがわくように追加でクリームチーズをつけていますが、つけなくても充分ですし、上品な抹茶の香りがします。今、どこへ行っても抹茶関連のお菓子が沢山出ていますが、夏や秋には季節のフルーツを使った新作も出てくる事を期待しているのです。
※掲載情報は 2016/07/17 時点のものとなります。
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キュレーター情報
パンシェルジュ
石野衣絵子
パンと菜食料理教室「る・くりま」主宰。各種天然酵母で作るパンとゆるいマクロビをベースにした菜食料理が得意。日々作るパンや料理は、美味しくそして安全であるべきだと考えています。素材選びと素材が持つ力を信じて、引き算で作る工夫がいっぱいのレシピが好評。料理教室やパン教室に通うのが趣味だったのですが、気が付いたら教える立場になっていました。教室運営の傍ら、企業向け講師・区民講座・レシピ開発・調理指導委託業務。リマ・クッキングスクール師範科卒業。みそソムリエ。調理師。