ごろごろと入ったえんどう豆が楽しめる金沢『中田屋』のきんつば「うぐいす」

ごろごろと入ったえんどう豆が楽しめる金沢『中田屋』のきんつば「うぐいす」

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若葉の頃のえんどう豆の青々とした綺麗な緑は目でも楽しませてくれる

ごろごろと入ったえんどう豆が楽しめる金沢『中田屋』のきんつば「うぐいす」

今回ご紹介するのは、金沢『中田屋』のきんつば「うぐいす」です。『中田屋』さんは金沢駅から近い「元町店」と「東山茶屋街店」に伺ったことがあります。「東山茶屋街店」は趣のあるお店で、ゆったりとお茶と共に「きんつば」をいただくことができます。私が伺った時期は本当に鮮やかな若葉の頃だったので、この青々とした綺麗な緑のきんつば「うぐいす」が目に飛び込んできました。季節商品なのでご紹介するころには販売が終了してしまいましたが、秋には“新豆”でまた販売開始になりますので、その時にはぜひ手に取っていただきたいと思います。

 

パン教室を始めたころの私の興味の中心は洋菓子でした。年を重ねることで和菓子の奥深さに気づきはじめ、最近は和菓子をいただくとほっとするようになりました。そして「和食」に世界の人々が興味を持って下さるのと同じように、和菓子売り場でも外国の方を見かけるようになりました。和菓子店は季節ごとに新しい商品が並び、この日本にしかない美しい色彩に、外国の方も興味を持たれるのだと思います。洋菓子も季節によって涼しげな商品がたくさん並びますが、だいたい“春夏秋冬”というくくりではないでしょうか。しかし、和菓子はもっと細かく季節を分けているようですし、日本の祭事の歴史とも関係があるようで、とても興味深いものです。

 

もともとなぜ「きんつば」と呼ばれるようになったのか調べてみると、「刀のつば」の形からその由来がきているということでした。実際「刀のつば」は“銀”で出来ていますが、縁起の良い“金”の方が良いだろうということから、「きんつば」になったという説もあるようです。最初はつばの形の“円形”で、流行や製造の過程でその姿が“四角”になっていきました。

 

このきんつば「うぐいす」は、材料となる大粒のえんどう豆を皮までふっくらと炊きあげていて、ほんのりとした甘さの中に素材の持つ自然なうまみがわかるように仕上げられています。ごろごろと入ったえんどう豆は食べごたえがあり、1個で十分満足できます。粒あんの「きんつば」は一年中購入することが出来ますが、この「うぐいす」は季節が限られていますので本当に楽しみな和菓子です。

ごろごろと入ったえんどう豆が楽しめる金沢『中田屋』のきんつば「うぐいす」

※季節によって販売を中止している場合があります。

※掲載情報は 2018/06/07 時点のものとなります。

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キュレーター情報

石野衣絵子

パンシェルジュ

石野衣絵子

パンと菜食料理教室「る・くりま」主宰。各種天然酵母で作るパンとゆるいマクロビをベースにした菜食料理が得意。日々作るパンや料理は、美味しくそして安全であるべきだと考えています。素材選びと素材が持つ力を信じて、引き算で作る工夫がいっぱいのレシピが好評。料理教室やパン教室に通うのが趣味だったのですが、気が付いたら教える立場になっていました。教室運営の傍ら、企業向け講師・区民講座・レシピ開発・調理指導委託業務。リマ・クッキングスクール師範科卒業。みそソムリエ。調理師。

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