紅茶のお供に最高な、香り高い生姜のお砂糖

紅茶のお供に最高な、香り高い生姜のお砂糖

記事詳細


紹介している商品


ワンランクアップなティータイム。角砂糖の代わりに上品な甘さと刺激を添えて

紅茶のお供に最高な、香り高い生姜のお砂糖

生姜はインド伝統医学のアーユルヴェーダでも多くの薬効が古典書に示されている、健康にはとても役立つ植物です。しかし品種が大変多く品質にはバラつきがあります。

 

島根県の来間屋生姜糖は、出西生姜という島根県簸川郡斐川町出西地区の限られた生姜畑で栽培された生姜で作られます。これは繊維の少ない品種の生姜で、風味や香りが大変よく、ピリっとした辛味が特徴です。たしかに生姜を擂り下ろすときには、繊維が強いとそれに準じて香りも落ちているように感じます。

 

江戸初期の本草書「本朝食鑑」には、「近ごろ新しい根を生梅、シソの葉と一緒に塩づけにして年を経たり、あるいは味噌漬け・粕漬・蜜漬けにしたりする。また老薑は、日に乾かして貯蔵しておき、薬として服する。旅の具としている」とあるのだそうです。江戸時代の人たちは、生姜でこんな楽しみ方をしていたのですね。

 

そこで私のおすすめです。

 

まずはそのままいただくこと。疲れた時に甘いものが欲しくなりますよね。これならば確実に満足のゆく味なのでひとつで十分。無駄にカロリーの高いお菓子を沢山食べてしまうことを考えれば、質の良い糖分を少量摂るというのが却っていいことだと考えます。

 

もうひとつのおすすめは、紅茶に添えるのです。もちろん普通の角砂糖と同じに紅茶ようにこの生姜糖を溶かせば、しっかりとした生姜の香りと優しい砂糖の甘さでとても飲みやすく美味なティータイムを楽しむことができます。3種類の味も、どれを使ってもそれぞれよく合います。丁寧に包まれたその風情も、ティータイムにはぴったりだと思います。

 

さらに、中東風のお茶の飲み方のアドバイスを。トルコやイランなどの国では、濃く淹れたブラックティーに角砂糖を添えてお茶を飲んでは角砂糖をかじるという飲み方があります。これに、この生姜糖がぴったりなのです。喉を癒し体温を整えつつ、きっとお味にも満足がいくことと思います。

紅茶のお供に最高な、香り高い生姜のお砂糖

※掲載情報は 2016/06/24 時点のものとなります。

  • 7
ブックマーク
-
ブックマーク
-
この記事が気に入ったらチェック!
紅茶のお供に最高な、香り高い生姜のお砂糖
ippin情報をお届けします!
Twitterをフォローする
Instagramをフォローする
Instagram
Instagram

キュレーター情報

香取薫

インドスパイス料理研究家

香取薫

有限会社 食スタイルスタジオ 代表取締役
キッチンスタジオ ペイズリー 主宰。
1985年、ボランティアで訪れたインドでスパイス料理に魅せられ、本格的に研究を始める。さまざまな地方で本場の家庭料理を習う。料理教室は1992年創業、数多くのインド料理店主、講師を輩出。教室にはスリランカ料理とアーユルヴェーダ料理コースも併設。ポリシーは日本の気候や日本人の味覚に合う健康的なスパイス使い。
著書に『5つのスパイスで作れるはじめてのインド家庭料理』(講談社)、『家庭で作れるスリランカのカレーとスパイス料理』(河出書房新社)、『アーユルヴェーダ食事法 理論とレシピ──食事で変わる心と体』(佐藤真紀子共著、径書房)、『『ひとりカレー かんたんレシピ45』(幹書房)、『家庭で作る本格インド料理』(マーブルトロン)、『アーユルヴェーダ・カフェ』(著・上馬塲和夫、料理・香取薫/地球丸)、『うまい、カレー。』(ナツメ社)、『チャラカの食卓 二千年前のインド料理』(伊藤武共著、出帆新社)などがある。

日本アーユルヴェーダ学会 評議員
日本香辛料研究会 会員

次へ

前へ