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山野草をブレンドしたスッキリサイダー
島根県の山奥に飯南町という小さな町があります。中国山地の麓にあたるのどかな田園風景がある美しい町で、出雲大社の大注連縄を作るほどのマニアックな技術もある個性的な田舎でもあります。
そこにラムネ銀泉という知る人ぞ知る温泉があります。湧き出るお湯の色が毎日変わり、低温ながら身体がポッカポカになる炭酸泉。じわーっと汗が噴き出ることから体内の新陳代謝を促し、美肌にも良いといわれています。
そのラムネ銀泉の社長を勤める本田さんはなかなかのアイデアマンで、多くの話題商品を生み出しています。（ただし少量生産なので東京にはほとんど出回らず）
5月に久しぶりに訪問した時に「嶋さん、面白いものを作ったよ！」と言って試飲させていただいたのが、今回ご紹介する「山姥の秘薬」。何とも言えないネーミングですが、簡単にいうと山野草をブレンドしたスッキリサイダーなんですね。
これが実に個性的な味わいなんです。冷やして瓶のままでも、氷入れてグラスでも、すっきりして、それていて滋味深い味わいが身体中に広がります。これぞオンリーワンな味。
クロモジ、アカメガシワ、クマザサが配合されており、まさに山野草サイダー。例えば朝起きた時の眠い身体への刺激には効果的。午後の眠い時にスッキリとさせるにもいいでしょう。食事に合わせるというより、サイダー単体で楽しむのがいいと思います。
幾度の試作を繰り返し開発されたばかりの新商品。甘さ加減はこれからお客様の反応を見ながら対応したいと話すアイデアマンの本田社長。まだWEBでは対応しておらず、販売先のラムネMILK堂に電話してお取り寄せしてもらうという、超アナログオペレーションです。でもそれも楽しいですよ。何といっても電話の先は、想像もつかない島根県の山奥のスイーツショップ。サイダー以外のスイーツも盛りだくさんです。
山姥の秘薬、ちょっと面白いと思いません？
※1本250円／本（税込）、送料は本数と地域によって変動します。
TEL＆FAX：0854-72-1720
※掲載情報は 2016/06/02 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードビジネスデザイナー
嶋啓祐
全国の農村漁村をくまなく巡り、そこで使うホンモノの素材を探すことをライフワークにしています。ホンモノはいつも隠れています。全国の肥沃な土地で、頑固で不器用な生産者が作る「オーガニックな作品」を見つけて、料理人が少し手を加える。それが「ホンモノの料理」になります。毎月地方に足を運び、民泊に泊まり、地元の方々とのコミュニケーションを作るのが楽しみです。自然豊かな日本全体が食の宝庫です。自然、風土、生産者、素材、そして流通と料理人とその先にいる顧客。食に関わるすべての方が幸せになるような「デザイン」を仕事にしています。1963年に北海道は砂川（日本一になった美味しいお米ゆめぴりかの産地）で生まれ、18歳上京。大好物はイクラ、クレソン、納豆、ハーブ、苦手なのは天津丼などあんかけ系、豚足、焼酎。趣味は全国の神社巡りとご朱印集め。2018年より自宅料理コミュニティ「ビストロ嶋旅館」を主宰。
