パスティフィーチョ・ヴィチドーミニ パスタ
ヴィチドーミニ
『ヴィチドーミニ』のスパゲッティーニが美味しいという話を聞いて、取り寄せたのがきっかけでしたが、まず驚くのはその長さ!!通常のパスタの2倍以上の長さで、両手で持ち上げたくなる程のずっしりとした重み。
正直、日本の台所だと置き場に困るくらいの存在感です。
もちろん、そのまま鍋には入らないので、ポキポキと適当な長さに折ってから茹でる事になります。
そのスタートからして日本人の感覚にはないものですが、この長さの理由は干したパスタをそのままの形で袋詰めしてある為。
作り手の素朴でまっすぐな味への追求の形に、期待が高まる『本物の貫録』を漂わせたパスタです。
茹でるとさらに太くなり、もっちりとした食感とセモリナ粉の風味が広がり、その豊かな味わいに再び驚かされます。
使っているセモリナ粉は、無農薬有機栽培のデュラムセモリナ小麦100%。
独自のパスタ工房で5ヶ月かけて乾燥させることによって、この歯応えと豊かな風味を生み出すのだそうです。
ソースはシンプルにトマトソースや、オリーブオイルとパルミジャーノだけでも、十分にパスタの旨味を感じられます。
ソースではなく、パスタそのものが主役になる力強い味わいが、家庭で味わえるのは嬉しいですね。
日本にいながらにして、茹で時間17分で南イタリアの食卓を再現できる、逸品スパゲッティーニです。
ヴィチドーミニ
※掲載情報は 2016/04/23 時点のものとなります。
管理栄養士・料理研究家
浦田深雪
管理栄養士・料理研究家 ル・コルドンブルーにて料理ディプロマを修得後、クッキングスクールの講師、外食産業のレシピ開発等を経て、 2004年に横浜にて、フレンチ・イタリアンをベースとしたお料理教室『ラ・ネージュグラッセ』を主宰。簡単で美味しくお洒落なメニューが好評。栄養学の知識を基にしたお惣菜などのレシピ開発、企業向けクッキングセミナーの講師など、幅広く活動中。