二軒茶屋餅
二軒茶屋餅 角屋本店 住所:三重県伊勢市神久6丁目8−25
伊勢に行った後に、東京に戻ると必ず赤福は?と聞かれます。確かに赤福はとてもおいしいので、伊勢=赤福というイメージはありますが、今回は赤福と並び、伊勢に代々伝わる和菓子「二軒茶屋餅」を紹介したいと思います。聞き覚えがない人もいるかもしれませんが、二軒茶屋餅は、今から約400年以上も昔、天正3年(1575年)の創業と伝えられています。ちなみに伊勢には沢山の餅屋さんが存在します。それは、その昔から伊勢神宮への参宮客達が旅の途中、休憩に立ち寄るのが餅屋だったからです。そして今でも、本当においしい餅屋さんは昔ながらの製法を守りながら何百年も生き残っているのです。
歴史を感じる日本家屋の「二軒茶屋餅 角屋本店」の店内には、二軒茶屋餅のみが販売されています。現在、角谷本店では伊勢の地ビールや醤油なども作っているそうです。
「二軒茶屋餅」は、餡の周りを餅で包み、きなこをまぶした、非常にシンプルな和菓子です。シンプルな素材だけでつくられているからこそ、味にごまかしがききません。噛んだ瞬間に分かりますが、とにかく皮がとても柔らかく、きなこと上品な味わいの餡もまた格別の味わいです。食べる前は、地味な和菓子だと思っていましたが、食べたら何故この和菓子が400年以上も愛されているのかが分かります。
添加物も一切使用しないので、賞味期限は2日間です。手土産に持って帰る場合は、すぐに渡せる人用に購入する事をおすすめします。伊勢に立ち寄った際は、赤福もいいですが、「二軒茶屋餅」の事も忘れないでください!
Ciao!
二軒茶屋餅 角屋本店 住所:三重県伊勢市神久6丁目8−25
※掲載情報は 2016/05/04 時点のものとなります。
料理研究家・タレント
ベリッシモ・フランチェスコ
ローマ(イタリア)出身。
現在は、イタリアと日本の文化の架け橋的な役割で活躍、多数レギュラー番組出演、クッキングショー、全国講演、トークショー、料理イベント、広告、雑誌など。開催する料理教室は満席の人気。
スーパーにある食材で作れる・簡単に出来るイタリアン、食材の「味」と作る人の「パッション」を活かしたレシピが好評。