名女優とシャンパン「ブリュット・プルミエ&クリスタル」のイイ関係

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3月はシャンパンと映画話題!

2007年からホテルオークラ東京のワインアカデミーで、『映画とワイン』の講座を担当していますが、映画のなかに同じメゾンのシャンパンが2種類出てくるのが『ファースト・ワイフ・クラブ』、ヒュー・ウィルソン監督のセンスの良さを感じます。

 

3人の名女優ダイアン・キートン、ゴールディ・ホーン、ベット・ミドラーの存在感とルイ・ロデレールの定番『ブリュット・プルミエNV』と『クリスタル』の扱いが実に見事!

 

大学の同級生だった彼女たちが卒業式当日、乾杯で楽しんだシャンパンがブリュット・プルミエ、容器は紙コップ、学生らしさが出ているシーンです。そして……20年後の再会では女優稼業のゴールディ・ホーンの部屋で、フルートグラスでクリスタル!セレブご愛飲のシャンパンらしい登場ですが、ボトルを正面から撮るのではなく、ワインクーラーに入れたシャンパンをさりげなく見せているところがニクイ、ワン・シーンでした。

 

ルイ・ロデレールは2014年にラベルチェンジをしました。

 

昨今、ブレンド比率も若干変わり、現行の『ブリュット・プルミエNV』はピノ・ノワール40%、シャルドネ40%、ムニエ20%に。自社畑の総面積は200㌶以上、自社で供給できる比率が75~80%なので、安定した品質のぶどうが調達できます。これは最大の強みです。フレッシュさ、ミネラル感、オークの大樽で保管させたリザーヴワイン(20%)由来の重厚感がとても良いハーモニーを醸し出しています。

20歳になった1996年ヴィンテージ!

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『クリスタル』は18世紀、ロシア皇帝アレキサンドル2世が、自分だけのシャンパンを所望したことにより誕生したシャンパンで、透明のクリスタルボトルに入っています。現行ヴィンテージ2007のブレンド比率はピノ・ノワール60%、シャルドネ40%。フレッシュ感が際立ち、温度の変化で木の実や種の大きな果実(カリンやアプリコット)のニュアンスも。クリスタルはリリースされてから少なくとも10年はキープして飲みたいシャンパンだと思っています。

 

その持論を示すべく、2月の誕生日にセラーに寝かせていた1996年ヴィンテージを抜栓しました!

繊細な気泡、クリーミーな味わい、かぐわしい焙煎香

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今年成人式を迎えたヴィンテージ。気泡の規則正しい連なりは美しく、ワインに溶け込んだ泡は際限なくクリーミー。口中では豊かな酸味がひろがり、続いて、スパイスやブリオッシュ、ヘーゼルナッツ、古酒独特の焙煎香。温度の変化で趣が変わるシャンパンでした。1996年ヴィンテージは酸が十分詰まっているので、10年後でも楽しめると実感。


シャンパン好きを魅了する輝きにあふれたシャンパン、それが『クリスタル』です!

※掲載情報は 2016/03/25 時点のものとなります。

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キュレーター情報

青木冨美子

ワインジャーナリスト

青木冨美子

NHK、洋酒メーカーを経て、現在フリーランス・ワインジャーナリスト。(一社)日本ソムリエ協会前理事、機関誌『Sommelier』前編集長。17世紀、3つのコトー(丘陵斜面)で造るシャンパンの愛好家によって組織された「オルドル・デ・コトー」が起源の由緒ある団体『シャンパーニュ騎士団』から2009年5月シュヴァリエ(騎士)受章、2012年5月には、オフィシエ(将校)受章。2013年4月オーストラリアワイン名誉スペシャリスト受賞、ワイン本の執筆や監修、企業向けのワイン講師。『NHK文化センター青山校』、『ホテルオークラ ワインアカデミー』専任講師。Facebook『ワインのこころ Non Solo Vino版』でワイン情報発信中。著書に『おいしい映画でワイン・レッスン(講談社)』、『映画でワイン・レッスン(エイ出版)』監修『今日にぴったりのワイン(ナツメ社)』ほか。

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