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トルコ産マローネ栗をふんだんに使用
今回ご紹介するのは京都府福知山市にある足立音衛門さんのマローネのケーキ。マローネとはマロンの語源ともなっており、その「栗」をふんだんに使用したケーキです。
京都のお店で栗のケーキといいますと有名な「丹波栗」を使用しているのかと思いますがこちらではなんとはるばるトルコからヨーロッパ種の高級品種のマローネを輸入して使用しておられます。
「なぜわざわざトルコから?」と思われる方も多いと思いますが、私たち青果物を扱うものにとってトルコ産の品物にはとても馴染みがあります。ドライフルーツで使われるイチジクが代表的ですが、秋の味覚の代表「松茸」もトルコからたくさん輸入されています。
このようにトルコはヨーロッパの農産物原料供給地として大変農業が盛んな国なのです。その証拠にイタリア、フランスで作られるオリーブオイルの原料にもトルコ産のオリーブが使われています。そのような国トルコの提携工場で加工された最高級種のマローネ栗を使用して作られたのがこちらの「マローネのケーキ」です。
品種の特徴でもあるふくよかな甘さとやわらかさがケーキにも生かされ、とても優しい味わいになっています。
なかなか味わうことのできないマローネ栗を贅沢に使用したケーキを是非お試しください。
※掲載情報は 2016/02/09 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ベジタブルフルーツアドバイザー
小坂洋平
1979年 京都市生まれ。立命館大学卒業。神戸の青果貿易会社にて勤務後、京都青果中央卸売市場にて取締役職を務め市場運営に携わる。
そのような経験から青果物、特に果物の現状に強い興味を持ち「食育」という観点から講演などを行い「産地」と「消費地」を結ぶ懸け橋となる活動に取り組む。
現在は京都の老舗フルーツパーラークリケットにて「楽しむ食」をいかに生活に取り入れ、人生の最後まで「食」を楽しむライフスタイルを提案。
日本野菜ソムリエ協会所属。