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パリ発チョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」が今年も新宿NSビルで開催(1/27〜31まで)。世界19カ国、約100ブランドが勢揃いしています。1/26早朝からプレス発表オープニングセレモニーがありました。ショコラアンバサダー楠田枝里子さんのご挨拶やショコラ・ファッションショー、シェフのランウエィなど会場は大盛り上がり。
ショコラアンバサダー 楠田枝里子さん
ショコラ・ファッションショー
今年のテーマ「カカオの誘惑/ショコラの冒険」は物語になっており、ショコラの国の王女ラティエと仲間達が繰り広げるファンタジックな世界観が魅力です。
王女ラティエ
今年のパッケージデザインやイラストの原型モデルです。頭部は全て食べられるショコラです。
シェフのランウェイ
先日パネルディスカッションでご一緒した辻口博啓シェフ
華やかにオープニングセレモニーが開催されました
では早速、初日に食べたショコラアイス2種と買ったショコラ3種をご紹介しますね。会場は人と熱気でやや暑く感じるので、アイスを食べつつ買い廻るのがおすすめ。
会場限定/ナオミ ミズノのソフトクリーム「チョコマニア」
水野シェフのソフトクリームはカカオをしっかり感じるシンプルなソフトクリームです。昨年の人気に応えて、今年も登場です。
会場限定/ジャン=ポール・エヴァン エクスキモモ
エヴァン氏ご自慢のショコラソースでコーティングしたバニラアイスクリームバー。3種類から選べ、私はマダガスカル(左)とサオトメ(右)を食べ比べ。
マダガスカルは爽やかで、サオトメは程良くスモーキー。どちらもおいしいです。味はお好みだと思いますが、特筆は口溶け・食感・薫りのバランスです。冷たいアイスとチョコは、ともすれば一体感に欠けがち。でも食べた瞬間、一気に溶けて交わり、ナッツがカリカリ香ばしく広がり、余韻でショコラがふわっと香る。さすがでいらっしゃいます。
オープニングセレモニーでのジャン=ポール・エヴァン氏
買ったショコラをご紹介します。
Toshi Yoroizuka「ヨロイヅカ・ファーム ショコラ ジャポネ」
2016年の新作は、エクアドルにあるご自身のカカオ農園で採れたカカオと、日本が誇る素材の組み合わせ。味噌、抹茶、酒粕、梅昆布、亜麻、柚子の6種。ありそうで無い梅昆布はクセになるおいしさと人気だとか。
鎧塚シェフ。お写真やサインなど、とても親切にご対応頂けます。
マ・プリエールのマプリショコラ・セレクション
マプリショコラは5つの産地別で蒸し焼きにしたチョコレートケーキ。多彩な味と濃厚な口溶けは食べてうっとりするおいしさ。
猿館(さるだて)シェフは2004年「ガストロノミック・ディジジョンコンクール」ショコラ部門味審査で1位を獲得。2014年にはC.C.Cセレクション・ジャポンで5タブレットを獲得した実力者でいらっしゃいます
フレデリック・カッセル「ミルフィユ・フィンガーショコラ‘イランカ’」
進化系ミルフィーユ、とでも言いましょうか……。キャラメリゼしたパイ生地にプラリネショコラとチョコレートクリームが乗っていて、トップの薄いショコラが意外にビターでキリッとまとまる味わい。プラリネのシャリシャリ食感が心地よいリズム。クリームに使われているトンカ豆が官能的な香り。オトナ女子のハートを鷲掴みしそう!
ショコラの中では特に要冷蔵で型くずれしやすい。最後に買うのがベターだと思います
1年に一度のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ」。限定品が買え、日本・世界を代表するショコラティエさんにも会える機会。お好きな方はお見逃し無く。
※掲載情報は 2016/01/29 時点のものとなります。
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キュレーター情報
フードジャーナリスト
里井真由美
2012年食専門家として独立。グルメ誌で連載開始、世界15カ国以上のレストランに着物で伺うスタイルが話題に。テレビ番組はコメンテーターやグルメレポート等2年間で70以上に出演。現在「jcom街声!グルメランキング」レギュラー出演中。
最近では講演、大学講座、コンテスト審査員、日本の食文化を高めるべく海外のクールジャパンセレモニー出席や、お米の世界大会審査員等国際的に活躍の場を広げ、2015年ミラノ万博日本館のオフィシャルサポーターにも任命される。
<兼任>
◎(社)日本ソイフードマイスター協会顧問
◎ 日本の食の親善大使「食のなでしこ」
◎ 米食味鑑定士、唎酒師、オリーブオイルソムリエ
◎ ASEAN食のコンシェルジュ
◎ 「たべあるキング」和食・フレンチ・アジアン担当
【テレビ出演】
■NHK「美の壷」■テレビ朝日「関ジャニの仕分け」■日本テレビ「メレンゲの気持ち」■フジテレビ「笑っていいとも」■TBS「花まるマーケット」他