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松屋利右衛門
鶏卵素麺 1本入り
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ポルトガルには「フィオス・デ・オーヴォス(糸卵)」と呼ばれる菓子があります。ポルトガルではポピュラーな菓子で、ほとんどの菓子店で売られています。その形を見ると、博多銘菓「鶏卵素麺」とそっくりなことがわかります。「鶏卵素麺」とは、ポルトガルから伝来したお菓子のひとつなのです。
作り方はとてもシンプルです。沸騰した砂糖シロップに黄身を落とすと、黄身が細く固まり、素麺状になるのです。ポルトガルでも日本でも、この作り方は昔から全く変わっていません。
日本ではそのまま食べる事が多い鶏卵素麺ですが、ポルトガルのフィオス・デ・オーヴォスは、砂糖で固めたり、スイーツの飾りとして使われたりします。ポルトガルでは、このフィオス・デ・オーヴォスが作れるかどうかが、菓子職人として一人前と認められるためのひとつの基準にもなっています。砂糖と卵だけのシンプルなスイーツであるだけに、シロップが沸騰する温度がおいしさの最も大事なポイントです。ポルトガルのフィオス・デ・オーヴォスを食べる機会がある人は、是非日本の鶏卵素麺と食べ比べてください!
初代利右衛門が生み出して以来、340余年の伝統の味を一子相伝で守り続けています。原料は卵黄と砂糖のみ。職人の技と英知で生み出される玉子菓子です。“日本が誇るべきすぐれた地方産品”を発掘し海外に伝えていくプロジェクトThe Wonder 500にも選出された鶏卵素麺をお楽しみください。
※掲載情報は 2015/12/25 時点のものとなります。
ポルトガル大使館
ユーラシア大陸の最西端に位置するポルトガルは、日本が初めて出会った西洋の国です。1543年の種子島到来をきっかけに日本に南蛮文化を伝えたポルトガルは、日本人の日常生活や食文化に深い影響を残しました。皆様も歴史の授業でポルトガル人到来は勉強されたのではないでしょうか。
鉄砲、西洋医学、絵画で使われる西洋技術、西洋音楽・洋楽器、天体観測機、パンや菓子等、この時代にポルトガル人が日本に伝えたものは数多くあります。カステラ、金平糖、ボーロなどは語源もレシピもポルトガルからもたらされました。パン、コップ、ボタン、てんぷら、おんぶ、かっぱ、ばってら、じょうろ、チャルメラ、オルガン、カルタ、シャボン、タバコ、ビロード、ビードロ等、日常語として定着している数多くの言葉がポルト ガル語由来なのです。
歴史的建造物、自然景観、多彩な食文化、温暖な地中海性気候、15箇所の世界遺産と、無形文化遺産に認定された民謡「ファド」などの多様な魅力に魅せられ、ポルトガルを訪れる観光客はリピート率が高いことで有名です。「初めて訪れるのに懐かしい国」と多くの日本の皆様に親しまれるのも、470年以上にわたるおつきあいがあるからかもしれません。