世界に1つしかないデザインのブルガリア陶器「トロヤン焼き」

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「トロヤンの雫」と呼ばれる陶器

世界に1つしかないデザインのブルガリア陶器「トロヤン焼き」

ブルガリアの首都ソフィアから車で2時間ほど離れた、バルカン山脈の山奥に「トロヤン」という街があります。この場所には、ブルガリアで3番目に有名な僧院「トロヤン僧院」がある事で有名で、多くの人々が礼拝に訪れます。

 

この場所でもう1つ有名なものに、「トロヤン焼き」という、19世紀から作られているブルガリアを代表する陶器のメッカでもあります。「トロヤン焼き」は「トロヤンの雫」と呼ばれる雫形の模様が印象的で、その陶器の上には美しいパターンのデザインが描かれています。

数多くの芸術を生んだ地「トロヤン」

世界に1つしかないデザインのブルガリア陶器「トロヤン焼き」

かつてブルガリアは、500年もの間オスマン帝国の支配下にありました。19世紀、オスマン帝国の支配が佳境に入ると、ブルガリアの人々の間で自分達のアイデンティティを取り戻そうという風潮が高まりました。この時期は「復興期時代」と呼ばれ、ブルガリアの文化や宗教を象徴する建物や芸術が生まれました。「トロヤン寺院」山奥に建てられたのもオスマン帝国の監視が行き届かない場所だったからと言われています。

 

「トロヤン」でもう1つ有名なのは、良質な赤土が採れる事です。その赤土を使用して陶器作りが盛んに行われました。その結果、トロヤン焼きを始めとして、イコン(聖像)を入れる彫刻、そしてフレスコ画を学ぶ今で言うアートスクールが建てられました。

世界に1つしかないデザイン

世界に1つしかないデザインのブルガリア陶器「トロヤン焼き」

ろくろで1つ1つ手作りされるトロヤン焼き。まだ、粘土が乾かないうちに色づけする事によって独特の雫のようなデザインに仕上がります。そのデザインは孔雀や蝶にも形容される程鮮やかです。伝統的には色付けの仕事は村の女性の仕事です。繊細でどこか癒されるデザインは女性が色づけするからこそ出せる色合いなのかもしれません。遠目からは分かりづらいかもしれませんが、よく見ると模様が微妙に違っています。

 

それは、ろくろを回している時に色を垂らしてろくろの遠心力で色入れをするので、ろくろが作り出す偶然のデザインとも言えます。そして、そのトロヤン焼きはこの世に2つと同じデザインのものは無いのです。

世界に1つしかないデザインのブルガリア陶器「トロヤン焼き」

※掲載情報は 2015/10/27 時点のものとなります。

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ブルガリア共和国大使館

ブルガリア共和国大使館

ブルガリアはバルカン半島に位置し、北はルーマニア、西にセルビア、マケドニア共和国、南にギリシャ、トルコと隣接し、東には黒海があります。北海道より少し大きい国土で、首都はソフィアです。香水用のバラ栽培が世界最大産地ということでも有名です。ブルガリアの食でみなさんはヨーグルトを連想する人が多いと思いますが、さまざまな民族の食文化の影響、特にトルコ、ギリシャ、ルーマニア料理との共通点が多いです。また、良質なワインの産地としても有名です。

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