「世界農業遺産」の地 石川県能登の梅で作った「梅シロップ」

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無農薬、無肥料、自然によって梅の生命力を最大限に生かして育った梅を使用

外苑前のうちのお店の近くに、「おむすび まるさんかく」という「おむすび」のお店があります。場所は、外苑西通りから小道に入るので分かり易くはないのですが、一度お店に訪れた方は必ずファンになって帰ってくるというくらいに、何を食べても美味しいお店です。無農薬、減農薬、有機栽培による厳選された国内産の米に、旬の素材を生かした具材で「おむすび」をにぎってくれます。ランチメニューもあり、むすびの他に、焼き魚、煮物、汁物などその時に応じた旬なおかずを出してくれます。

「世界農業遺産」の地 石川県能登の梅で作った「梅シロップ」

先日、ランチを食べに言った時に、以前から気になっていたおみやげ用に販売している手作りの「梅シロップ」について聞いてみました。

 

一口試飲させていただいたのですが、とても美味しいのです。まずは、原液を舐めてみてくださいと言われたので試してみると、甘いですが上品で深みのある梅の風味が口いっぱいに広がります。一口舐めて、素材の良さを一瞬で感じとることが出来ます。冷たいお水で割っていただくと、酸味も少し効いて口当たりも良く、自然と吸い込まれるように喉元まで入って行きます。炭酸水やお酒で割っても良いというので、実際に買ってみました。

 

家に帰り、早速「梅シロップ」を炭酸水で割ってみました。飲んでみると、梅ってこんなに美味しかったのかなと思うほど、なんとも言えないくらいに美味しいです。これは、きっと梅にも何か秘密があるのだろうと思い、調べてみました。

 

まず、この梅は、「然(さ)の梅」と呼ばれ、無農薬、無肥料の自然によって育てられた梅を使用しています。この「然の梅」の里は、「石川県奥能登」にあり、国際連合食糧農業機関(FAO)が認定する世界農業遺産の認定を受けた地でもあります。自然によって本来のあるべき形に育てられているので、大きさも形も当然異なり、梅の生命力を最大限に生かした育て方をしています。

 

この梅シロップは、その「然の梅」を発酵させて、香りと旨味を引きだしてエキスにしています。だから、梅自体の味が濃いのです。梅の味がしっかりと打ち出され、程よい酸味と相まって、はじめて飲む人はその美味しさに衝撃を受けると思います。毎年夏になるのが、楽しみになるかもしれません。

「世界農業遺産」の地 石川県能登の梅で作った「梅シロップ」

梅には、疲労回復や、整腸機能やリラックス効果もあります。原材料には、はちみつも入っていないので、乳幼児や授乳中のお母さんでも安心して飲めるらしいです。大人は、ジンや焼酎で割っても、美味しそうですね。

 

ランチに「おむすび」を食べに行きつつ、おみやげに梅シロップを買っても良いですが、ネット通販でもこの梅シロップは購入することが出来ます。

暑さもピークを越えたようですが、まだ蒸し暑さの残る日に梅シロップを冷たい炭酸水で割って、きりっとした清涼感を楽しんではいかがでしょうか?

※掲載情報は 2015/09/02 時点のものとなります。

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キュレーター情報

荒岡俊行

荒岡眼鏡の三代目 眼鏡店ブリンク店主

荒岡俊行

1971年生まれ。東京・御徒町出身。1940年から続く「荒岡眼鏡」の三代目。
父方も母方も代々眼鏡屋という奇遇な環境に生まれ育ち、自身も眼鏡の道へ。

ニューヨークでの修業を経て、2001年に外苑前にアイウエアショップ「blinc(ブリンク)」、2008年には表参道に「blinc vase(ブリンク・ベース」をオープンさせる。
「眼鏡の未来を熱くする。」をミッションに掲げ、眼鏡をカルチャーの1つとして多くの方々に親しんでいただけるよう、眼鏡の面白さや楽しさを日々探求しています。

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