鯨好き必食!鯨肉がごろごろ入ったスパイス香る激旨「石巻鯨カレー」

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鯨好き必食!鯨肉がごろごろ入ったスパイス香る激旨「石巻鯨カレー」

商業捕鯨が大きく制限されている今でこそ、鯨は貴重で高価な食べ物になってしまいましたが、昔はとても身近に比較的安価で手に入る食材でした。私が小学生の頃は、まだ学校給食で鯨の竜田揚げが提供されていましたし、家庭の食卓でも家族みんなで鯨の刺身を楽しんでいました。店頭で鯨を見かけると、幼心に「なんておいしいお肉なんだろう」と思いながら、欠席した友達の分をジャンケンして学友たちと取り合ったり、ほかの家族の分まで食べようとしたりして怒られたことなどを思い出し、なんだか懐かしい気持ちになります。私にとって鯨とは、ただおいしいだけでなく、ノスタルジーを感じ、ほっこり暖かい気持ちにさせてくれる食べ物なのです。

人のご縁が生み出した心温まるカレー

今回みなさんにご紹介したいのは、そんな鯨肉のおいしさを堪能できる「石巻鯨カレー」。大胆な毛筆書きの品名の迫力に違わぬ、大きな鯨肉がごろごろと入ったボリューム感のある贅沢な一品です。

 

生産者の株式会社木の屋水産さんは、昭和32年の創業以来、「鯨の大和煮」を看板商品に、地元三陸石巻のおいしい海産物を加工した商品を製造・販売してきた会社で、数々の商品で水産庁長官賞等も受賞しています。(今回はご紹介していませんが、同社の「金華さば味噌煮」もかなりのおいしさで、さば缶詰に対する印象がガラッと変わった一品でした)

鯨好き必食!鯨肉がごろごろ入ったスパイス香る激旨「石巻鯨カレー」

「鯨の大和煮」を作っている会社が、どうしてカレーを?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。実はこの「石巻鯨カレー」は、カレー屋「パンニャ」を経営されているタレントの松尾貴史さんと、木の屋石巻水産の方が東京都世田谷区の飲み屋カフェ「さばのゆ」で出会い、そのご縁から松尾さんが監修された商品なのです。

 

そして、幾度の試作を経て、平成22年にはすでに完成し、あとは出荷を待つばかりというところまで来ていたのですが、翌年3月に起きた東日本大震災にて木の屋水産の社屋と工場が全壊し、それまでに製造され出荷を待っていた鯨カレーもすべて流されてしまったため、一旦販売中止となりました。

 

社屋・工場の復活のために多くの支援が集まる中、自社工場復活までの間は缶詰ではなくレトルトとして発売。そして、平成24年の新工場の完成に伴い、本来予定されていた缶詰での発売となったのです。

 

人と人とのご縁で始まり、人のご縁で復興に向けての支援が集まり、そしてとうとう本来の姿で発売となった「石巻鯨カレー」。そのおいしさの秘密は、人の暖かさにもあるのかもしれません。

大興奮!鯨肉がゴロゴロ!芳醇な香りに包まれる幸せ

缶を開けてお鍋に移した時にまずびっくりするのが、鯨肉の大きさと量!こんなに入れてしまって会社は大丈夫なの?と心配になってしまうほど大きな鯨肉の塊がごろごろと入っています。

 

しかも、お肉が柔らかい!鯨肉は加熱すると固くなりがちなのですが、鯨の下あごから胸にかけての須の子と呼ばれる部位を、すぐに口の中でほどけるほど柔らかく仕上げています。さすが、創業以来鯨を扱ってきた企業の技が光ります。

 

また、この鯨カレーに入っている鯨肉は、鯨肉特有の匂いはあまり感じず、旨味がぐっと引き出されているので、今まで鯨肉はちょっと苦手だったという人も食べやすいのではないかと思います。

鯨好き必食!鯨肉がごろごろ入ったスパイス香る激旨「石巻鯨カレー」

そして次に驚くのが、旨味が強いのにしつこくない、香り豊かなカレー。ココナッツミルクをベースに、数種類のスパイスと数種類の野菜、ヨーグルトやバターなどの乳製品などを組み合わせ、濃厚な旨味と幾重にも重なる芳醇な香りを醸し出しています。お鍋にあけて温めている時に立ち上る香りに、幸せな気分になること間違いなしです。

 

お鍋に入れて中火でコトコト温めたら、炊きたてのアツアツごはんにかけて完成。とろみがそんなについておらずさらっとしているので、ラーメンなどの麺にからめて食べるのも、かなりお勧め。

 

鯨好きなら間違いなくヘビーローテーションしてしまう「石巻鯨カレー」。ぜひあなたもほっこり暖かい気持ちになりながら、このおいしさを堪能してくださいね。

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キュレーター情報

青山志穂

ソルトコーディネーター

青山志穂

東京都出身、沖縄県在住。
大手食品メーカー勤務から一転、塩に魅せられて塩の道へ。塩の専門店で社内資格制度の立ち上げなどを行ったのち、2012年に(社)日本ソルトコーディネーター協会を立ち上げて独立。現在は、塩のプロフェッショナルであるソルトコーディネーターの育成のほか、全国を飛び回りながら、塩の基礎知識や使い方などに関する講座や講演、テレビやラジオ、雑誌などへの出演、塩売場のコーディネートなどを行いながら、塩の啓蒙活動に努めている。有名シェフとの塩をテーマにしたコラボレーションイベントや食品メーカーの商品企画も手掛ける。著書に「塩図鑑」(東京書籍)「琉球塩手帖」(ボーダーインク)「日本と世界の塩の図鑑」(あさ出版)など。

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