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朝食を幸せな時間にしてくれるクロワッサン
美味しいクロワッサンは朝食の楽しみ。さくっとした食感と、中の生地のふっくらとした美味しさ、口の中に広がるバターが生み出すコクと良質な小麦の香り。
私は昨年まで一年の半分を小さな島で過ごしていた。少し歩けばきれいな海が広がる、豊かな暮らしであったが、私の口には出せぬ小さな不満は美味しいクロワッサンが食べられない事であった。いやいやそんな環境で贅沢をと仰る方もいるかも知れないが、気持ちの良い日差しの中でカフェオレとクロワッサンを頬張りたい朝があるもの。
そんな中、料理研究家の友人が、私の好物のヒルサイドパントリーの天然酵母のクロワッサンを山のように買って来てくれたのは飛び上がる程に嬉しかった。
色々なクロワッサンを食べたけれど、ヒルサイドパントリーのクロワッサンが一番好き。瞬間的に美味しいと感じるクロワッサンも勿論たくさんあるのだけれど、この天然酵母のクロワッサンは食べ続けても飽きない味わい。バターも強く主張しすぎず、生地とのバランスが良いのだと思う。時間が経って生地がバターに負けてフニャフニャにもならないし、だからといって温めなおしてパラパラ崩れたりもしない。無論焼きたての美味しさは格別だが、翌日になってもしっかりした姿でいてくれる安心感。
ウキウキと代官山にクロワッサンを買いにいく。ヒルサイドパントリーの看板を見ながら、地下への階段を降りるとき、足取りは少し弾んでいる。
東京にはパリ生まれのクロワッサンがたくさんあるけれど、東京生まれの美味しい天然酵母クロワッサンをぜひ召し上がれ!
※掲載情報は 2015/08/24 時点のものとなります。
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キュレーター情報
Y+Associates 代表
麻生要一郎
1977年 茨城県生まれ。家業の建設会社で建築の企画を手がけた後、水戸でカフェを開業「CAFE DINER ROOM」(水戸) 、東京R不動産の「カフェ+宿 saro」(新島)、「♯108」(初台)を経て、現在は、那須の大きな食卓「chus」をベースに、料理を中心にライフスタイルを提案している。愛猫チョビと2人暮らし。