ミセスハートババロア プレーン
ミセスハート
ババロアっていうと、なんだか、ブランマンジェやパンナコッタや杏仁豆腐などの陰に隠れて、今ではレトロな響きのスイーツ。そもそもババロアとはなに?パンナコッタとどう違うの?フランス生まれのババロアは生クリームをゼラチンで固めたスイーツ。そういう意味ではイタリア生まれのパンナコッタとも似ているが、違いは生クリームを泡立ててゼラチンで固めたのがババロアで、生クリームを煮てゼラチンで固めたのがパンナコッタ。良く似たスイーツだが、ババロアってなんか地味(笑)。
ところが名古屋のミセスハートのババロアは、今から32年も前から「口福のスイーツ」と呼ばれ、名古屋ご当地スイーツとして、ずっと人気を博しているのだ。
生クリームがたっぷりのババロアは、カップから皿に取り出すとだんだんと緩くなってきて、その原型をとどめていることができないくらいデリケート。口の中でス~っと溶けていく滑らかさは他のババロアでは味わえない。その口どけは思わず笑みがこぼれる「ミセスハートババロア」なのだ。カップのまま食べるのもいいけれど、この柔らかさを味わうには、ちゃんとお皿にあけて楽しもう(画像はミセスハーカフェのメニューのババロア。ホイップクリームがトッピングされています)。
いちごや桃、メロン、ブドウなど季節のフルーツを添えれば素敵なデザートにもなる。
取り寄せるミセスハートババロアのセットには、一輪のカーネーションが添えてられています。これには「お花がしおれないうちに召し上がり戴きたい」というメッセージも込められている。"いついつまでお召し上がりください"という定型文は味気ないが、その込められた花言葉が素敵だね。
ミセスハート
※掲載情報は 2015/08/03 時点のものとなります。
グルメプロデューサー、グルメブロガー
スイーツ番長
強面のルックスとスイーツのギャップ、そのライフスタイル、そして見識の深さ、個性的な文体と美しい写真による独自のスイーツ評が耳目を集め、テレビ、ラジオ、新聞雑誌、WEBコンテンツ、ソーシャルメディアなどでも活躍するほか、スイーツ&グルメなどのプロデュース、催事、イベント等も精力的に展開する傍ら、テレビコマーシャルなどにも出演。世界最大級の女子会と呼ばれる日本女子博覧会グルメ&スイーツプロデューサーに就任し博覧会イベントなどを積極的に展開している。
著書に「男のパフェ」(日本出版社)、「スイーツ番長の至高の10大スイーツ」(東京書籍)、「手みやげスイーツ100選」(東京地図出版)。TSUTAYA.com eBOOKs「ガチで美味しいパンケーキBest34 首都圏版」では自ら電子書籍の編集人も負う。
フードキュレーター協会代表、2014年にグルメブログのインフルエンサーユニット「たべあるキング」を旗揚げし主宰を務める。