昆布でうなぎを“炊いたん”、ひと味違う夏の味覚、絶品「柚子かほる煮うなぎ」

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淡味と濃味を家庭のうなぎ屋さんで楽しめる

昆布でうなぎを“炊いたん”、ひと味違う夏の味覚、絶品「柚子かほる煮うなぎ」

今年の土用の丑の日は、7月24日と8月5日です。土用の丑の日といえばやはり、うなぎです。この数年うなぎが高くなり、そうそう気軽に口に入らないですね。しかし、現在では夏の暑さを乗り切るためにと土用の丑の日にうなぎを食べますが、うなぎが夏場に売れなく困ったうなぎ屋が平賀源内に相談して「本日丑の日」と書いて張り紙をしたら、客が沢山来てそのうなぎ屋は大繁盛してという説があります。なぜ「丑の日」なのかと言うと、丑の日は「う」のつく物を食べると夏バテしないと風説があり、うり、うめぼし、うさぎ、うどん、うま(馬肉)、うし、と何でもよかったんです。

昆布でうなぎを“炊いたん”、ひと味違う夏の味覚、絶品「柚子かほる煮うなぎ」
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このところ、国産うなぎの価格が高騰して、ずいぶん高くなって中国産をはじめ海外のうなぎが多く出ていますが、今回ご紹介するうなぎは国産ものです。四国の四万十川の伏流水を養殖に使用しているうなぎで、四万十川産と言ってもいいでしょう。このうなぎを白焼きして、松前屋の真昆布とうなぎを交互に引き詰めて、焚き上げているのです。その過程で真昆布のうまみがうなぎに浸透して、通常の蒲焼きとは違うしっとりした味になるのです。そして、うなぎは2種類の味付けで、薄い味付けの「淡焚き」としっかり濃い目に味付けをした「濃焚き」があります。この二つの味を〆ているのが柚子の素材です。高知の北川村の柚子皮を使ってうなぎが柚子の香り高い味になっているのです。

昆布でうなぎを“炊いたん”、ひと味違う夏の味覚、絶品「柚子かほる煮うなぎ」

うなぎが昆布のうまみが入るのと同時に、昆布にもうなぎのうまみが入り、うなぎと昆布が一緒に楽しめる逸品です。薄味の「淡焚き」はちょっと炙ってうなぎ屋さんで白焼きを食べる感じで、冷酒やあるいはぬる燗でも楽しいですね。そして、濃い味付けの「濃焚き」はやはり、ごはんでいただきたいです。自宅ではうな重は難しいので、うな丼ですね。両方ともうなぎが丸ごと一本は入っているので、食べごたえは充分です。そして、うなぎの味のたっぷり付いた真昆布は切り刻んで、熱々のごはんに混ぜて「うな昆布ごはん」たまりません。このうなぎのエキスのたっぷり入った真昆布はこれだけで、ごはんが進みます。さすがは大阪の老舗昆布屋さんならではの味です。

 

今回の商品は完全受注生産のために、7月26日(日)締め切りで8月1日出荷だそうです。詳しくは松前屋のホームページでご確認ください。

※掲載情報は 2015/07/19 時点のものとなります。

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キュレーター情報

後藤晴彦(お手伝いハルコ)

アートディレクター・食文化研究家

後藤晴彦(お手伝いハルコ)

後藤晴彦は、ある時に料理に目覚め、料理の修業をはじめたのである。妻のことを“オクサマ”とお呼びし、自身はお手伝いハルコと自称して、毎日料理作りに励んでいる。
本業は出版関連の雑誌・ムック・書籍の企画編集デザイン制作のアート・ディレクションから、企業のコンサルタントとして、商品開発からマーケティング、販促までプロデュースを手がける。お手伝いハルコのキャラクタ-で『料理王国』『日経おとなのOFF』で連載をし、『包丁の使い方とカッティング』、『街場の料理の鉄人』、『一流料理人に学ぶ懐かしごはん』などを著す。電子書籍『お手伝いハルコの料理修行』がBookLiveから配信。
調理器具から食品開発のアドバイザーや岩手県の産業創造アドバイザーに就任し、岩手県の食を中心とした復興支援のお手伝いもしている。

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