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岡山みやげでもらう思い出の味
誰でも子どものころに、遠くに住む親戚が買ってきてくれるのが楽しみだったおみやげがあるのではないでしょうか。今日ご紹介する逸品はそんな中の一つです。
子どものころ、岡山に住む親戚が遊びに来ると、決まっておみやげに買ってきてくれていたのが大手まんぢゅう。一口、二口で食べられる小さなおまんじゅうはついつい食べ過ぎてしまって、いつも親に怒られていたものでした。大手まんぢゅうはそんな思い出の味。
あんが透けて見える姿がなんとも美しい
かわいらしい小箱を開けると、あんが透けるほど薄い皮で包まれた艶やかなおまんじゅうが姿をあらわします。表面の白い文様は夜空に浮かぶ霞雲のようので、なんとも優雅で美しい。あんはなめらかなこしあん。しっかりと甘く、それでいてしつこくはない絶妙な甘さ加減。やはり、あんは甘くなくてはいけません。これだけ皮が薄ければ、皮の存在価値はあるのかと思う人がいるかもしれませんが、決してそんなことはありません。その見た目の美しさだけでなく、噛み切るときのプツリとした食感が心地よく、口に入れた時に広がる芳醇な甘酒の香りが美味しさをさらに引き立ててくれます。
地元の岡山では出来たての温かいものも買うことができるそうです。岡山に行った際にはぜひ出来たても味わってみたい逸品です。
※掲載情報は 2015/06/21 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ダイニングプランナー
梅津貴宏
1981年長崎県生まれ。一橋大学商学部を卒業後、IT系企業でコンサルタントとして勤務するも、30歳を目前として幼少のころの料理人になる夢を忘れられずに料理研究家を志す。祐成陽子クッキングアートセミナーを卒業し、フードコーディネーターの資格を取得して独立。
企業向けのレシピ開発から料理写真撮影のフードスタイリング、グルメ記事の執筆、食品メーカーのPRイベントの企画・運営など幅広く活動。
料理が苦手な人でも簡単に作れるおしゃれな料理のレシピ開発やおしゃれな食器選びなど、普段の食卓が華やかで楽しくワンランクアップするための提案を行うダイニングプランナーとして活動している。