醤油よりも歴史が古い!?久原本家茅乃舎の「煎り酒」

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一度は姿を消した幻の調味料

醤油よりも歴史が古い!?久原本家茅乃舎の「煎り酒」

みなさんは日本を代表する調味料といえば、何を思い浮かべますか。おそらく多くの人は醤油を思い浮かべるのではないでしょうか。しかし、醤油の歴史自体はそこまで古くはなく、現在一般的に使われている濃口醤油の製造方法が確立され、庶民に普及し始めたのは江戸時代の中期だと言われています。それまでの醤油は今で言うところのたまり醤油で、味噌の製造工程で滲み出る上澄みのたまりを汲み上げて作られていたため、製造効率が悪く一般的にはあまり普及していなかったようです。それでは醤油が一般的に普及するまで、江戸時代の人たちはお刺身に何を付けて食べていたのでしょうか。

 

それが今回ご紹介する煎り酒と呼ばれる調味料です。

 

煎り酒の歴史は古く、室町時代の末期に考案されたといわれています。日本酒に梅干しと鰹節を入れて、弱火で半量になるまで煮詰め、布巾でこして冷まし、暗いところで2日ほど寝かせて味をなじませて作られます。お酒を煮詰めることでアルコールは飛んでなくなり、うま味とあま味が濃縮し、梅干しの塩気と酸味、鰹節に由来するうま味が加わった調味料ができあがります。

 

醤油が普及するまでは一般的に使われていた煎り酒ですが、醤油の普及にともなって次第に姿を消してしまいました。今では幻の調味料と言っても過言ではない煎り酒ですが、醤油と比べて塩分が少なく、健康的だと最近では見直され始めています。

 

食べ方は白身の魚のお刺身にはよくあいます。その他にもおひたしや酢の物、煮物の味付けにも使うことができます。ぜひ一度、幻の調味料の味を試してみてください。

※掲載情報は 2016/04/03 時点のものとなります。

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キュレーター情報

梅津貴宏

ダイニングプランナー

梅津貴宏

1981年長崎県生まれ。一橋大学商学部を卒業後、IT系企業でコンサルタントとして勤務するも、30歳を目前として幼少のころの料理人になる夢を忘れられずに料理研究家を志す。祐成陽子クッキングアートセミナーを卒業し、フードコーディネーターの資格を取得して独立。
企業向けのレシピ開発から料理写真撮影のフードスタイリング、グルメ記事の執筆、食品メーカーのPRイベントの企画・運営など幅広く活動。
料理が苦手な人でも簡単に作れるおしゃれな料理のレシピ開発やおしゃれな食器選びなど、普段の食卓が華やかで楽しくワンランクアップするための提案を行うダイニングプランナーとして活動している。

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