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大人のための粋なスイーツ
高級ホテルの代名詞といえば、昨今都心に進出している外資系ホテルだろうか。洗練されたホスピタリティにゲストは酔う。一方、訪日外国人客に根強い人気を誇っているのが、御三家をはじめとする日系のデラックスホテル。「おもてなし」の心が溢れているということか。
日系のデラックスホテルの中でも、「パレスホテル東京」は特別感がある。東京駅から至近で豊かな自然を臨む最高の立地に、心癒されるロケーションとスタッフのおもてなし。ホテルのコンセプトとしては、和の要素は存在するものの、このホテルを表現するには足りない。「和モダン」ともいうべき洗練された空気感があるのだ。
そんなパレスホテル東京で新たに発売されたのが【日本酒ケーキ「壱ノ壱ノ壱」】。芳醇な日本酒の香りを楽しんでいただきたいという思いが込められたケーキだという。
大切な宝物を開けるような気分で、桐箱と熨斗紙で包装されたケーキを取り出す。サイズは、タテ5センチメートル×ヨコ27.5センチメートル×高さ5.5センチメートル。
口に含むと、確かに上品で豊かな日本酒の香りが。ホテルオリジナルの純米吟醸酒である壱ノ壱ノ壱と、新潟の銘酒「八海山」の酒粕で風味を効かせているという。
そんな香りと共に味わうケーキの美味しさが最高級の素材によって織りなされる。純日本産の和三盆糖、フランス・イズィニー産A.O.P.のバターや野辺山産のジャージー牛乳、ブランド卵の「太陽の輝き 彩卵」等の厳選した素材たちだ。
デラックスホテルのスイーツはどこまでもデラックス。和の大人スイーツに粋なモダンを感じた。
※掲載情報は 2015/05/31 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ホテル評論家 旅行作家
瀧澤信秋
ホテル評論家、旅行作家。All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会会員。日本を代表するホテル評論家として、利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などへの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また、旅行作家としても旅のエッセイなど多数発表、ファンも多い。2014年は365日毎日異なるホテルへチェックインし続ける365日365ホテルを実践中。「365日365ホテル 上」(マガジンハウス)として上半期のホテル旅の記録をホテルガイドも兼ねて上梓した。著書に「ホテルに騙されるな!プロが教える絶対失敗しない選び方」(光文社新書)などがある。