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前回ニュージーランドワインの魅力を紹介させていただきましたが、去る5月13日(水)に青山「アイビーホール」にて、ニュージーランドワイン倶楽部主催による、日本未発売のものから、既に日本で購入できる物が勢揃いした、ニュージーランドワインを楽しむイベントが開催されました。今回は、ippinキュレーターの方数名もお招きして、ニュージーランドワインの魅力も体験していただきました。
【左】銀座「ラ・トゥール」代表取締役兼総料理長でもあり、帝京大学と共同で低糖質食品などの企画や開発も行なっている、清水忠明さん。
http://r.gnavi.co.jp/ippin/curator/shimizutadaaki/
普段の食卓が華やかで楽しくワンランクアップするための提案を行う、ダイニングプランナーとして活動している梅津貴宏さん。
http://r.gnavi.co.jp/ippin/curator/umezutakahiro/
MC/ライター/コンサルタントなど様々な視点・役割から、ワイン、シャンパーニュ、ハードリカーなどの魅力を伝え、広げる「ワインナビゲーター」の岩瀬大二さん。http://r.gnavi.co.jp/ippin/curator/iwasedaiji/
当日は、ワインを存分に楽しんでいただくために、ニュージーランドの素材をふんだんに使用したフィンガーフードをご用意しました。ゲストはフィンガーフードを手に思い思い自分の舌に合うワインを探すのを楽しんでいました。
ニュージーランドワイン倶楽部とは
今回主催のニュージーランドワイン倶楽部は、齋藤愼さんが代表を務めています。元々ニュージーランド航空が、「ニュージーランドワイン」の魅力を一般消費者に伝えようとして立ち上がった組織ですが、元々ニュージーランドでワインビジネスをしていた齋藤さんが2005年から代表となって運営を行っています。
現在4500人もの会員が登録しており、「ニュージーランド」そして「ワイン」というキーワードで繋がっています。会員はニュージーランドワイン倶楽部が仕掛ける今回のような有料イベントにも積極的に参加して、さらに造詣を深めてもらっています。
ニュージーランドのワインは他の国のワインと比較すると、多少値が張るイメージがありますが、大きな要因の一つに「小規模農法」が挙げられます。殆どのワイナリーが家族経営中心で、殆どの工程を手作業で行っています。機械化で大量生産することも可能ですが、手造りによって丁寧に完成されるニュージーランドワインは、そこに活きる道があると齋藤さんは考えています。
今回のイベントでは、25社が自慢のワインを持ち寄りました。全てを紹介したいですが、ページも限られるので、日本で購入できるニュージーランドワインをいくつか紹介します。
ギーセンブラザーズ ソーヴィニヨン・ブラン
1980年にニュージーランド南島マールボロにてギーセン兄弟によってスタートしたワイナリー。人々に気軽に楽しんで飲めるワインを前提として造られる優秀なワインは隣国オーストラリアでも評価が高く、ワイン評論家のロバート=パーカー氏や、マイケル=クーパー氏からも高い評価を受けています。この、ソーヴィニヨン・ブランはニュージーランド航空のビジネスクラスと、プレミアムエコノミーでも提供されている実力。甘みのあるトロピカルな香りと非常にすっきりした味わいを楽しむことができます。シーフード系の料理はもちろん合いますが、特に生牡蠣や、ホタテのバターソテー、和食でいうとお造り等にも合います。
セラーセレクション ソーヴィニヨン・ブラン2014
1961年オークランドに設立されたヴィラマリアは、ニュージーランドのプレミアムワインをリードするワイナリーとして発展しました。2010年より有機栽培を始めたエリアのブドウをメインとして創っています。阿部首相が2014年にニュージーランドに訪問した際に視察したのがこのワインが創られている畑でした。料理は白身魚のムニエルや、単純にサラダ系にもよく合います。
オイスター・ベイ ピノ・ノワール2013
ピノ・ノワールは骨格があるものが多い印象がありますが、このオイスター・ベイの「ピノ・ノワール2013」は非常に丸みを帯びたピノ・ノワール。初心者でも入門編として試しやすい味わいです。料理は和食全般に合うのですが、名前が指すとおり、作られている付近が牡蠣でも有名なところなので、勿論牡蠣にも抜群にあいます。あとは、お蕎麦でもいいコンビネーションが出せる良質なワインです。
インヴィーヴォ ソーヴィニヨンブラン
『インヴィーヴォ』 はマールボロとセントラルオタゴからワールドクラスのワインを生産するプレミアムワイナリーで、当時30歳のニュージーランドの若者2人によって2007年に設立されました。このワインは試行錯誤を重ねて、これぞニュージーランドワインと言うような、香りと味わいをしっかり残した手ごろな入門ワインです。料理は現地では「マッスル」という貝の白ワイン蒸しにパセリが入ったようなものが非常に人気ですが、日本ではムール貝等の貝類にハーブ系のものを入れて蒸したものは抜群に合います。
リザーヴ マールボロ ピノ・ノワール
ニュージーランドで最も古い歴史を持つ家族経営のワイナリーの一つ「バビッチ・ワインズ」は、2016年には100周年を迎えます。アメリカの専門誌「Drinks International」でも世界のワイナリーTOP50に選ばれるなど、世界的にも確立されているブランドです。そしてこのピノ・ノワールは、しなやかでソフトな味わいなので、料理の味としては強くないのが合いますね。牛肉よりは鶏肉が合うと思います。
テ・カフ・ギムブレット・グレーヴェルズ・ヴィンヤード
1988年に設立された比較的新しいワイナリーの「クラギー・レンジ」。「マスター・オブ・ワイン」の称号を持つスティーブ・スミス氏がワインの品質管理を行っています。このワインは、上質なタンニンが完熟した果実味を包み込み、見事な酸がバランスと余韻の長さを生み出しますので、牛肉や羊肉などの赤身肉との相性が抜群です。
【写真右から、ニュージーランドワイン倶楽部代表 齋藤愼さん、ニュージーランドワイングロワーズ アジア担当 ナタリー・ポッツさん、ニュージーランド大使館商務担当官 中村真太郎】
今回180名以上の「ニュージーランドワイン倶楽部」会員の方に、ニュージーランドワインを味わってもらいました。出展しているインポーター様も横のつながりが強く、ゲストと共に会を楽しみながら接客をしていました。ニュージーランドは「気軽に」という言葉を大事にしています。皆さんもニュージーランドワインを是非気軽に楽しんでいただければと思います。そして触れる際には、是非手造りと言ってもいいほど丁寧に造られる1本1本の裏側にあるストーリーを知っていただくことができれば、何倍も味わいを楽しむことができるはずです。是非、その楽しみをゆっくり味わってみてください。
※掲載情報は 2015/05/21 時点のものとなります。
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キュレーター情報
ニュージーランド大使館
Kia Ora! 南半球のClean & Greenな島国ニュージーランド(以下NZ)です!
NZといえば先ずは何と言っても大自然です。
綺麗で豊富な水と空気と日光に恵まれ、国土の20%以上は国立公園や原生林、自然保護区に指定されております。
国民気質は非常に穏やかで、先住民族マオリやヨーロッパ人、南太平洋諸国の人々やアジア人など多様な民族の集まった世界的に見ても多文化の融合したユニークな特徴を持つ国です。
食糧生産・畜産に適した気候と地理的優位性から食材に関する人々の関心も高く、新鮮で安全な野菜や果実、乳製品、肉類、水産物等を気軽に楽しんでおります。
NZは自然・観光・activity・ラグビー大国として知られておりますが、
安心・安全な食糧品の輸出も極めて重要な産業に位置づけられている為、世界トップレベルのSustainability(持続性)とトレーサビリティーを誇っております。
ここではそんな“Clean Green NZ”が自信を持ってお届けする逸品の数々を順次ご紹介して参ります。
※冒頭のKia Oraは先住民マオリ族の言葉で「こんにちは」という意味です。