沖縄の夏ビール「オリオン 夏いちばん」が熱い

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麦芽&アロマホップ100%で造った夏季限定醸造ビール

本格的な夏は、もうすぐそこ。ビールは世界中で約100種類あると言われる程の多様性があり、一年中美味しく飲めるお酒です。今回ご紹介するのは、「夏だからこそ飲んでほしい」マイフェイヴァリット・限定醸造ビールです。

 

夏と言えば沖縄(←極私的感覚)、「オリオンビール 夏いちばん」!  沖縄の夜空を彩る花火が鮮やかなパッケージからして、既に夏全開ですね。

 

醸造所はオリオンビール株式会社。沖縄県中南部の浦添市にある、沖縄最大のシェアを誇る醸造所です。代表銘柄は「オリオンドラフト」。「夏いちばん」はオリオンドラフトと同じくスッキリ飲めるタイプではありますが、若干味わいが異なります。液体を口に含むと、とろりとした麦芽の甘さと心地よい苦味が広がります。また、飲んだ後に残るフローラルなホップの香りの余韻がたまりません。オリオンドラフトくらい冷やしてもいいですが、ちょっと温度が上がった状態でも十分楽しめる逸品です。位置づけとしては「ちょっとプレミアム」な感じですね。

 

次に、オリオンドラフトと夏いちばんの味わいを醸す原料の違いをまとめてみました。

 

オリオンドラフト

沖縄の気候に合わせ、ゴクゴク飲める軽さとキレ、爽快感を重視。従って、原材料には大麦麦芽のほか、米とコーンスターチを使用。ホップはビターホップ(苦味付けのために使う)としてマグナム、トラディションといった品種を使用。

 

夏いちばん

ふくよかで上質な味わいを出すために、大麦麦芽とアロマホップ(香りを付与するために使う)だけで構成、副材料はなし。ホップはザーツホップとハラタウの二種類。

*ザーツホップはチェコ生まれ、ハラタウはドイツ生まれで、後者は特に「ヱビス」に使われていることで知られています。

 

沖縄では既に4月から発売を開始している夏いちばん。「えー、でも沖縄でしか飲めないんじゃないの?」という方、どうぞご心配なく。5月26日より、全国で販売を開始するとのこと。ぜひ試してみてください。とはいえ、沖縄の眩しい太陽の下で飲む夏いちばんは、美味しさグンと3割増なんですけどね。

 

沖縄の夏野菜「チキナー」との組み合わせも見逃せない

沖縄の夏ビール「オリオン 夏いちばん」が熱い

夏に沖縄へ行かれた方にぜひ、試していただきたいのは、ファミリーマートの夏期限定品「ポーク玉子からし菜」(https://www.okinawa-familymart.jp/goods/detail.html?gid=3069)です。昨年までは「チキナー」という名称で販売されていました。沖縄の夏野菜であるからし菜をツナと炒め、ポーク玉子と一緒にご飯と海苔でサンドした商品です。

 

このポーク玉子からし菜と夏いちばんの組み合わせが絶品! からし菜が持つぴりっとした辛味と苦味が夏いちばんの苦味と合わさり、さらに甘味と調和するのです。また、焙煎したゴマとごま油の風味が、ビールの焙煎感と引き合います。昨年晩秋に沖縄へ行った際、「ポーク玉子小松菜」と「オリオンドラフト」の組み合わせを試してみたのですが、からし菜が持つ苦味やいい意味でのクセがないと、ビールとの相性という点では物足りなさが否めませんでした。

 

私はとにかく「素潜り」で遊ぶこと(=スキンダイビング)が大好きで、沖縄に行った際にはコンビニに寄って夏いちばんとポーク玉子、キュウリ、氷を買い込んで持参したクーラーボックスに詰め、海へ向かいます。

 

ひとしきり潜った後に冷えたビールのプルトップを「プシュ」と開けて、運動後の身体に流し込む夏いちばんの甘味とコクとほろ苦さ、その際目に入る太陽の眩しさ、空腹と疲れを一気に癒してくれるポーク玉子からし菜の塩気と豊かなゴマの風味……。

 

私にとってはゴーヤーチャンプルーや沖縄そばなどの沖縄料理以上に、「沖縄の夏」を感じさせてくれる組み合わせなのです。

※掲載情報は 2015/05/21 時点のものとなります。

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キュレーター情報

野田幾子

ビアジャーナリスト

野田幾子

ビアジャーナリスト/ビアアンバサダー
ビアコーディネーター
日本ビアジャーナリスト協会副会長

1994年にベルギービール、1996年に国産地ビールの美味しさに目ざめ、周りにクラフトビールの普及活動を開始。2007年にビアバー・ビアパブムック『極上のビールを飲もう!』(エンターブレイン刊)の全体構成、執筆、編集を担う。その後ほぼ毎年シリーズを刊行、2014年4月、6冊目「ビールのある日常をより楽しく」を提案するムック『ビアびより』(KADOKAWA・エンターブレイン刊)刊行、編集長。現在、ビール専門誌『ビール王国』に寄稿、編集担当。

クラフトビール入門者向けの講座を開催。
ビールと料理の組み合わせのスペシャリストであるビアコーディネーター(クラフトビアアソシエーション認定)。

2000年よりライター/エディターとして独立。株式会社コラボトリエ代表。
2010年、日本ビアジャーナリスト協会(JBJA)設立。同副会長。

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